SNSの法人向けサービス機能を使った集客プロモーション
SNSはスマートフォンデバイスの普及に伴ってシニア層でも広く利用されるようになり、今ではもはや若者だけのコミュニケーション手段ではなくなっています。一般的に日常使用されているSNSは利用者の多い順にLINE、Twitter、Facebook、Instagramの順で特徴としてはLINEは特に女性の利用率が高いようです。 またTwitterはその手軽さや速報性の高さから老若男女様々な人に利用されています。Facebookは比較的男性に利用されており、60から70歳のシニアでも使われるようになりました。こちらは特に高学歴の方や富裕層を中心に使用されるようになってきています。
なお、2019年時点でのSNSランキングは下記のようになっています。注目すべきはLINE、Twitter、Instagram、Facebookの不動のSNSに対して5位のTikTokがじわじわ迫ってきている点です。中国初のこのメッセージアプリは日本国内でもここ数年中高生を中心にしたティーンだけでなくビジネスマンや主婦などにも人気が出て、着実に利用者層を広げています。
参考:SNS利用者数ランキング※2019年
1位LINE
利用者/約8,300万人
2位Twitter
利用者/約4,500万人
3位Instagram
利用者/約3,300万人
4位Facebook
利用者/約2,600万人
5位TikTok
利用者/約950万人
それでは今回は上記の各SNSごとの主要機能をご紹介します。
目次
・LINEの法人向けサービス
LINEの法人向けサービスとしてLINE@(ラインアット)があります
LINE@(ラインアット)は、月間アクティブユーザー数7600万 人以上のLINEのプラットフォームを活用した新しいビジネスツールで、LINE@の認証済みアカウントだけでも30万以上の企業が登録されています。
<主要な機能>
■ 公式ホームページの作成
LINE@を作成すると企業のアカウントページがホームページとして使用できます。ホームページは企業のプロフィールやアクセスなどの基本情報のほかカバー写真やカラーなどその企業のイメージに合わせたカスタマイズができます。
■ メッセージ配信
企業のLINE@に登録した友だち全員、または属性別のターゲットに絞ってメッセージを配信することが可能で機能にはアンケートや、クーポンの発行など様々なものがあります。プロプランではターゲットごとにメッセージを送信することもできます。
■ オフラインtoオンライン
例えば店舗運営を行う会社などにはクーポン発行のほか、ウェブでのポイントカードが実店舗で利用できるなどオフラインとオンラインをつなぐことも可能となります。
◾️LINEの広告の種類
・WEB AD(静止画広告)
・APP AD(アプリダウンロード広告)
・VIDEO AD(動画広告)
・Hike Network(外部メディアへの配信広告)
・Facebookの法人向けサービス
Facebookも法人向けサービスが利用できます。まずFacebook個人アカウントを新規に作成しそこから「地域ビジネスまたは場所」「会社名または団体名」「ブランドまたは製品」を選択し選さらに詳しいカテゴリが出てきますので各当項目の選択をし、基本データの編集からプロフィール画像やカバー画像も登録できるようになっています。
<主要な機能>
◾️広告配信機能 あり
◾️予約投稿機能 あり
◾️アクセス数やいいね!数の調査 あり
◾️管理者 複数人登録可能
◾️Facebookの広告の種類
・画像(バナー)広告
・動画広告
・スライドショー広告
・ カルーセル広告(マルチ広告)
・ キャンバス広告(フルスクリーン広告)
・コレクション広告(ECフォーマット型広告)
・ダイナミック広告(閲覧履歴活用型広告)
・リード広告(ユーザーリスト収集型広告)
・クーポン広告
・イベント広告
・Twitter の法人向けサービス
Twitter では“個人アカウント” と “法人アカウント” という区別がなく、メールアドレスか電話番号で、個人・企業ともに複数のアカウントを作成することが可能です。また、利用料金もかからないのも魅力です。
◾️Twitterの広告の種類
・プロモツイート(タイムライン上表示広告)
・プロモアカウント(親和性の高い未フォローカウントへの広告配信)
・プロモトレンド(タイムラインや おすすめトレンド]セクションへの表示広告)
・Instagramの法人向けサービス
Instagramの法人向けサービスも、Facebook同様個人アカウントを新規に登録しそこからビジネスプロフィールに切り替えることで利用できるようになります。登録の際はFacebookアカウントと連携してアカウント登録するか、電話番号またはメールアドレスで登録する方法があります。
◾️Instagramの広告の種類
・画像広告
・動画広告
・カルーセル広告(マルチ広告)
・コレクション広告(カタログ型広告)
・ TICTOCの法人向けサービス
TICTOCも法人向けアカウントは容易に開設可能です。開設に必要なものは、メールアドレスか電話番号もしくはInstagramやTwitterのアカウントがあれば十分です。ティーンエイジャー向けのイメージの強いTICTOCですが、早くも企業でアカウントを開設しているところも出てきています。
SNSを使ったキャンペーン事例
企業のSNSを使ったキャンペーンの有名な事例として、最近の例としてあげられるものの中に「ハーゲンダッツ」のフレーバーの人気投票『フレーバー復活選挙』があります。
ハーゲンダッツではSNS公式アカウントからフォロワーの投票数で高かったフレーバーを決定し、ランキング1位に輝いた人気フレーバーを復活させて投票した人の中から、抽選で1,000人にミニカップ12個入りをプレゼントするという企画を実施し、総投票数が16万票を超える大変話題になりました。このようなSNSを使ったキャンペーンは賞品を含む企画運営コスト以上の広告効果が得られますので、マス媒体を使わなくても十分成功できるという実例と言えるでしょう。