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集客のヒントとなるこれからのコンテンツマーケティング

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ここ数年「コンテンツマーケティング」という考え方が日本でもかなり浸透しましたが、昨年の9月にヤフーがコンテンツマーケティングから撤退という衝撃的なニュースが流れました。また同時期にぐるなびの「みんなのごはん」、nanapiなどの有名なオウンドメディアの更新や閉鎖が相次ぎました。もともとコンテンツマーケティングの定義は2000年ごろにアメリカで生まれた新しいSEOの手法であり、バズるコンテンツ作りだったりと曖昧だったのが原因でその後、バズを起こし、瞬間的にPVを稼ぐ手法は次第に下火になって日本がそれに追随して撤退して行く流れになってしまったようです。特に日本のコンテンツマーケティングは、しっかりとした軸を持たずに、アメリカの表面上の真似をしてみたものの、実質は認知獲得を重視しすぎた広告的発想から抜け出すことができなかったため衰退してしまったのではないでしょうか。

しかしながら今でもGoogleの評価基準はガイドラインにもあるように、

・ユーザーの利便性を最優先してページを作る
・ユーザーをだますことはしない
・検索順位を上げるために不正行為をしない
・サイトに独自性や価値を持たせ、他のサイトと差別化する

とされており、コンテンツSEOはまだまだ有効であり、過去のような短期的なPV施策ではなく、今後求められるコンテンツSEOとは質の高いコンテンツにより長期的な優良見込みを集客し、新規、既存顧客を問わず顧客とのエンゲージメントを強化するためのCRM施策とも言えるとも思います。例えば、オウンドメディアで言えば、過去のオウンドメディア やここ数年で閉鎖したメディアがいわゆる広告によったものであったとするならば、これから求められるオウンドメディアは質の高い情報を発信し続けるもう一つの事業という位置付けであろうと思います。

そのためには常に質の高い記事や情報を発信し続けることで社会に貢献し続けること、そして顧客とのエンゲージメントの強化だけでなくロイヤリティを高めるブランディングとしての機能も果たせるのです。またその一方で、WEB広告における獲得系の広告コストが上がり続けている背景の中で、長期的に安定してリードを獲得して行く企業の資産としての価値、そしてマーケティングオートメーションの普及によりより無駄とコストを省いて顧客開発→顧客の育成→顧客との関係強化=LTVの向上がより求められる時代になっているのです。そのことから考えても2020年は新たなコンテンツマーケティング のブームの局面に差し掛かっているのではないでしょうか。

ちなみに「Get Content Get Customers」の著者であるJoe Pulizzi氏による Content Marketing Institute(コンテンツマーケティングインスティチュート)の定義によれば、「コンテンツマーケティングとは、適切で価値ある一貫したコンテンツを作り、それを伝達することにフォーカスした、戦略的なマーケティングの考え方である。明確に定義された読者を引き寄せ、関係性を維持し、最終的には利益に結びつく行動を促すことを目的とする」とあるようです。

むしろオウンドメディア はブランディングよりに作って行く必要があり、そのためには目先の売り上げに結びつくだけでなく長期的に顧客の生活に役に立つものでなければならないということです。それは2020年のアメリカのマーケティングトレンドワードでもある「ウェルビーイング」にも通じているようにも思えます。

ちなみにオウンドメディアを自社のブランディングに利用している良い事例としてRed Bullがあります。Red Bullは世界的に有名なエナジードリンクのメーカーですが、モータースポーツ、飛行機レース、音楽、など、様々な分野に出資し、アクティブなユーザーをターゲットに、クオリティの高いコンテンツを発信し続けています。また、その特徴としてコンテンツの中ではエナジードリンクには触れていない点です。あえてドリンクを宣伝しなくてもスポーツや音楽などRed Bullのターゲットとするアクティブなユーザーとの親和性を認識した上であえて商品をPRしないことこそが真のブランディングであると強く認識していることがうかがえます。そのことが永続的に繁栄を続けるRed Bullの企業精神でもあるのではないかと思います。

また、通信インフラが進化した今、コンテンツマーケティング に動画は不可欠とも言えます。消費者の情報ツールはもはやテレビ、PCではなく、スマホに移行しています。このような環境であれば最も大容量の情報をスピーディーに伝えられるのは動画が適していると言えます。
また、静止画や文章よりも視覚、聴覚を刺激することでより理解を促進することができ、記憶にも残りやすいのもメリットと言えるでしょう。そして何よりも、動画は興味を引きやすいため、すぐに見てもらい、共感してもらってシェアしてもらえる可能性も高いため、拡散にも有効です。

ちなみに動画を使ったコンテンツマーケティング の良い例としてカインズがあります。

カインズ
https://www.cainz.com/jp/howto/category_pages/diy.html

こちらのサイトでは短い尺の動画を使って様々なシチュエーションにおけるDIYのケースについて説明して読者の課題解決に貢献しています。もちろん必要な商品は全てカインズで購入できるため、販促のイメージも強いですが、生活に役に立つメディアとしての側面の方が強調されており、それまでカインズの顧客でない人をも引き込んで、新しく顧客化することも可能で、販促とブランディングとして両立させている良い例だと思います。

以上のように、これからのコンテンツマーケティングは短期的な売り上げ目標を達成するというよリは長期的視点に立って、企業のブランドを形成していくという心構えで行っていく必要があります。資産としてのコンテンツですので、一つのセクションで行うのではなくトップダウンで全社的に進めていくべき重要な施策なのです。
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