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次世代の集客ツールVR・ARについて

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皆さんは10年以上前に世間を賑わせた「セカンドライフ」をご存知でしょうか。これはメタバースというVR技術を用いた仮想空間です。この「セカンドライフ」では自身を3Dのアバターに見立てて、その世界の中でいつでも好きなときに世界を旅したり、買い物を楽しんだり、リアルでできることを仮想空間で実現させようという壮大な試みで、そこにはビジネスチャンスを狙って国内の名だたる企業が広告を出したり、出店を行ったりして大いに盛り上がりましたが、その後通信環境やハード面、また悪質な参加者の増加やセキュリティなどの問題によりその後静かにその火は消えて行きました。

しかしインターネットセキュリティの向上、VR技術の進化により、新たなメタバースが実現する可能性が出てきています。今回はそのVR、AR技術を使った様々な事例から未来の集客のヒントにしていきたいと思います。

ビジネスへの活用について

かつてはVRやARをビジネスで活用するには開発から実用化まで時間と費用がかかりすぎて現実的ではありませんでした。現在ではこれらをクラウド上でサービスとして提供する企業も増えており、スマートフォンの普及や通信環境などの進化によって手軽にローコストで自社のサービスに取り入れることも可能になっています。

VRとは

VRは「Virtual Reality」の略で、「人工現実感」や「仮想現実」の意味です。

集客向けVRソリューション

MITEKURE

特に不動産業界においては積極的にVRでのプロモーションを取り入れる企業が増加しており、たとえば株式会社リニューアルストアはVRを活用した、不動産VR広告サービスMITEKUREは、引っ越しを考えている方にVRで賃貸物件をリアルに体験してもらえることはもちろんのこと、売買においても中古物件のリフォーム後のイメージを体験してもらうことが可能です。

これまで不動産会社によるリフォーム予定の中古不動産は、リフォーム後のイメージを与えることのないまま販売し、その後のイメージの違いに不満を持たれることも多くありました。しかし、MITEKUREを活用することで、VRで購入前にリフォーム後の物件を内見体験していただき、納得していただいた上で購入してもらうことで顧客満足度をあげることができるようになったのです。

THETA 360.biz

リコーの開発した360°ビューシステムTHETA 360.bizはリコーの360°カメラTHETAで撮影したお店や施設などの写真をサーバーにアップロードするだけで、見る人が実際にマウスを動かして、店内や施設内を自由に移動でき、実際に内見している体験をさせてくれるサービスです。また、公開画像はAPIでホームページに埋め込み、集客につなげることも可能です。

ナーブ

VR内見のパイオニアとして知られるナーブは不動産、観光、様々な業界に対応したVRシステムを簡単に導入できるプラットフォームを業界でもいち早く開発しVR技術で、賃貸住宅の仲介や不動産売買における新たなスタンダードを確立。2019年には三菱地所株式会社、東急不動産ホールディングス株式会社が取り組む「TFHD Open Innovation Program」などを引受先とする第三者割当増資を行い、累計で16億円もの資金調達を行い、今注目されています。

 

 

ARとは

ARとは「Augmented Reality」の略で、一般的に「拡張現実」と訳される。実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を仮想的に拡張する技術のことです。

ARプロモーション事例

日経AR

日本経済新聞社ではAR技術を活用することで紙面上で伝えきれない情報を映像や音楽を通して伝えることに成功しました。最近ではネットニュースなどの普及により、新聞離れが進んでいますが、紙面を通してARを体験させることは新聞の可能性を広げる新たな取り組みとして非常に期待できると思います。

Foot Locker

限定モデルのエア・ジョーダンを販売するために米国のアパレルチェーン店「Foot Locker」がナイキとコラボして行った「The Hunt」と呼ばれるARプロモーションがよく知られています。

こちらは専用アプリをスマホにダウンロードして、アプリから提示されるヒントを元に街中を歩き回って、そこに隠されたマーカーを探し出します。そして全てのマーカーを探し出すと、エア・ジョーダンの限定モデルを購入することができるようになるというもの。なんだかモンスターを集めるために街中を歩き回るあのアプリに似ていますよね。

このプロモーションでは、なんと販売開始から2時間で売り切れるほど集客&売り上げに貢献しただけでなく、ナイキの限定モデルを手に入れた顧客がそれをSNSで拡散したため一気に話題となったことでも有名となったようです。

 

VR/ARの未来

現在、コロナ禍において大規模なイベントが中止や延期となる中、それまで大型の展示会などにブースを出展して見込み客を集めていた企業は独自のオンラインセミナーやバーチャル展示会を開催することによって、見込み客を確保できるような活動を行っています。これはtoC向けも同様で、たとえば今年の5月には「バーチャル渋谷」という新しいコンテンツ発信、体験できるプラットフォームが誕生しました。

「バーチャル渋谷」では、様々なアーティストによるライブやアート展示、トークイベントなどが行われオープニングイベントではなんと「攻殻機動隊 sac_2045」とのコラボレーション企画が行われ、アニメの設定資料集、AR広告演出などを見て回ることができ、大きな反響を呼びました。

かつてセカンドライフというメタバースが社会現象となりましたが、通信環境やOSの不安定さや、悪質なハッカーによる犯罪行為など、時代がおいついてないこともあって、その後、自然と廃れてしまいましたが、このコロナの影響もあってまた一気に利用層が広がりそうです。

以上、今回は未来の集客方法であるVRやARについてご紹介してきました。もうそこまできています。ドラッカーが述べているマーケティングの最終目標である「セリングの不要」である世界に突入しようとしています。ある意味マーケティングの限界点ともいえるこの時代においてはモノの売り方を考えるというよりは共創的視点に立ってビジネスを推進して行く必要があるでしょう。
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