SEO(検索エンジン最適化)の基本的な考え方
集客率を上げるためには広告プロモーションを行うよりもまず最初に行わなくてはならないのが、SEO(検索エンジン最適化)です。今回はSEO(検索エンジン最適化)についての基本的な考え方をお伝えしたいと思います。
目次
SEO(検索エンジン最適化)とは
SEO(検索エンジン最適化)とはいわばGoogleのロボット(クローラー)対策のことです。Googleのロボットは世界中のサーバーを回りながら検索した人にとって最も有益な情報サイトなどを見極めて、検索ページの最上位に表示し、誘導してくれます。このロボットに評価されるためには最低限ロボットの評価基準を知っておかねばなりません。
Googleが最重要視する3つの評価基準とは
・Expertise(専門性があるか)
そのサイトにおける情報がいかに専門性が高いか。これは文章の質も当然ながら量も重要になってきます。サイトを作ってただ放っておいても順位があがることはありません。随時新しい情報を更新していくことが重要です。
・Authoritativeness(権威性があるか)
そのサイトが業界の中でいかに権威があるか、これはPV数、UU数だけでなく、影響力のあるサイトからの被リンクをもらえるかどうかがポイントです。
・Trustworthiness(信頼性があるか)
信頼性も権威性と同様PV数、UU数の増加、影響力のあるサイトからの被リンクがポイントです。
Googleの評価基準の見直し(グーグルアップデート)の変遷
・2011年2月/パンダアップデート
コンテンツファームと呼ばれる業者が、キーワードを埋め込んだページを販売したりしてビジネスを展開していましたがGoogleにより全てスパムと見なされ排除されました。
・2012年4月/ペンギンアップデート
SEO専門の会社が大量のリンクを貼ることにより意図的に検索順位を上げるビジネスを展開しておりましたが、Googleにより全てスパムと見なされ排除されました。
・2015年4月/モバイルフレンドリーアップデート
この頃にはPCよりもスマホ・タブレットの利用率が上がり、それに伴ってGoogleの評価もスマホ・タブレット向けのサイトを整備したり、レスポンシブサイトを作成している会社のサイトを評価する動きが始まりました。
・2017年1月/インタースティシャルアップデート
2015年のアップデートに続き、よりさらにスマホ・タブレットでのUIやUXを評価する動きが出てきました。文字の大きさや、ボタンとボタンとの間隔など、ユーザーにとって親切な設計・デザインを行うことがより重要になってきました。
・2018年4月/モバイルファースト インデックス (MFI)
Googleの評価をあげるための施策
・内部施策
内部施策の一つにWEBサイトを構成するHTMLソースの中にキーワードの埋め込み作業があります。 titleタグやmetaタグは当然ですが、強調したいキーワードはh1タグにその次に強調したいキーワードはh2タグにというように優先順位をつけて埋め込んでいきます。titleタグやmetaタグ以外でロボットが最も重視するのはh1タグですが、だからといってh1タグ内に複数のキーワードを入れることは逆効果ですのでやめましょう。また、ページ内にはパンくずリストなどのナビゲーションやスマホデバイスに合せたレスポンシブデザインも評価されますが、スマホデザインの場合、アイコンとアイコンの間隔が狭すぎたり、ボタンが小さく押しづらかったするとマイナス評価となりますので、ユーザー目線に立ったUI/UXを心がけることが重要です。
・外部施策
外部施策とは有力なサイトにリンクを張ってもらうこと(被リンク)です。かつてはyahoo!のカテゴリー登録を申請(有料)して、登録してもらえればそれだけで、上位表示が可能でしたが、Yahoo!カテゴリサービスは2018年3月29日をもって終了してしまったため、地道に被リンク先を探していくしかありません。できればアクセス数の多い取引先、協力先、また、自治体や学校関係などからリンクを張ってもらえれば評価は高くなるかと思います。
SEOに有効な無料ツール
・Google Search Console(Googleサーチコンソール)
内部施策を施す上で必要となるツール。Googleのアカウントさえあれば誰でも無料で使用できます。特にキーワードの検索ボリュームなどから、最も効率の良いキーワードを検討する際に有効です。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
・SEOチェキ!
対象キーワードとURLをその場で入れることでGoogleとyahoo!での検索順位が簡単に計測できます。
・goodkeyword
Google、Yahoo!、Bingで検索される関連キーワードをまとめてチェックできます。こちらもGoogle Search Console同様キーワード選定のときに役立ちます。