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従業員が積極的に学習に取り組むようになる方法

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深刻な人手不足が続くなか、限られた人材で業務を回すには従業員のスキルアップが欠かせません。そのためには、従業員が主体的に学習に取り組む必要があります。ここからは、従業員が積極的に学習に取り組むようになる方法をARCSモデルを使って紹介します。

教育プログラムに注目してもらう

1つ目は注意(Attention)です。

社内あるいは社外で教育プログラムを実施するにしても、従業員にそのことを知ってもらわなければ話は始まりません。従って、まず従業員に教育プログラムに注目してもらうことが重要です。

今では多くの企業が電子メールで情報のやり取りを行うようになっています。しかし、電子メールを使って教育プログラムの案内を流すのは得策とはいえません。なぜなら、従業員は毎日大量の電子メールを読んでおり、場合によっては読み飛ばされることがあるからです。

従って、従業員に対して教育プログラムの実施を案内するのであれば、パンフレットなどを使った方が注目度があがります。このパンフレットは、従業員が毎日のように通る通路に張るのもいいでしょうし、女子社員を対象にするのであれば、彼女たちがよく集まる給湯室に張っておくのもいいでしょう。

自分の仕事と関連することに気づいてもらう

2つ目は関連性(Relevance)です。

従業員は、これから実施される教育プログラムが自分に任された仕事と関連性があれば、そのプログラムを受講しようという気になります。ただし、それは従業員が置かれた状況によって異なってきます。

新入社員

今時の若者は、SNSやLINEを使って仲間とやり取りすることは得意でも、電話を使って見知らぬ人と会話をするのが苦手だと言われています。そうであれば、「電話応対の方法」というテーマであれば参加してみようという気にもなるでしょう。また、より実践的に「ビジネス文書の書き方」というテーマもいいかもしれません。

中堅社員

中堅社員にもなれば、主要戦力としてバリバリ仕事をこなしているでしょう。しかし、キャリアアップを目指すのであれば、避けて通れないことがあります。それは、リーダーシップを発揮するということです。体育会系の学生であれば、厳しい上下関係を経験しているのである程度はリーダーシップを理解しているでしょう。しかし、そういった経験のない学生は必ずしもそうではありません。そういった従業員には「リーダーシップを発揮する方法」というテーマがいいかもしれません。

管理職

今時の若者は、親に叱られた経験がないので、上司から叱責されるとすぐに辞めてしまうことがあると言います。だからと言って、昔のように「飲みニケーション」が通用する訳でもありません。そういった管理職向きのテーマとしては「部下の育成方法」というテーマが向いているかもしれません。

適切な学習課題の難易度を設定する

3つ目は自信(Confidence)です。

従業員が取り組む学習課題の難易度は、低すぎると本人のやる気は出ず、高すぎると学習そのものを諦めてしまうことがあります。従って、学習課題は、対象となる従業員にとって「頑張ればクリアできる難易度」に設定する必要があります。その場合、学習課題はいくつかのステップを経てなし遂げられるようにすれば、最後まで続けられるでしょう。

プログラマーであれば、今話題の機械学習に取り組んでもらうのもいいかもしれません。また、顧客企業の情報システムの設計を担当しているシステムエンジニアであれば、設計の上流工程にあたる要件定義、つまり情報システムの仕様決定の方法論を学んでもらうのもいいでしょうし、最上流工程にあたるコンサルティングの方法論を学んでもらうのもいいかもしれません。

いずれにしても重要なのは、従業員に対してはネガティブなフィードバックではなく、プラスのフィードバックを行い自信を持ってもらうことです。そうなれば、さらなる知識習得の動機づけにもなります。

学びの成果を実感してもらう

最後は満足(Satisfaction)です。

学習プログラムに参加した従業員は、学びの成果を実感することによってはじめて満足感を得ることができます。つまり、以前よりは知識のレベルがアップしたと実感できることです。そのために有効となる方法が、到達度テストの実施です。その狙いは、学習プログラムに参加したことで確実に身についた知識を本人に実感してもらうことです。

従業員に対し、学習プログラムに参加する前と後で、自分にどのような変化があったのかを振り返ってもらうことも有効です。振り返りによって何らかの気づきが得られれば、それまで意識になかったことに注意がおよぶことでもあり、新たなビジネスのアイデアの発想につながることもあります。

いずれにしても、こうして得られる従業員の満足度が次の学習につながるという訳なのです

最後にこれまでの内容をまとめます。従業員が積極的に学習に取り組むようになるには、彼らに、教育プログラムに注目してもらい(Attention)、それが自分自身の仕事と関連があることに気づいてもらい(Relevance)、ステップアップした自信をつけてもらい(Confidence)、学習結果に満足してもらう(Satisfaction)必要があります。

 

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