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集客に活用できる海外マーケティング事例

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インターネットの普及により、one to oneマーケティングが浸透し消費者は自分が望む商品をいつでもどこでも手に入れることができるようになり、SNSによってその商品やサービスの良し悪しをシェアすることができるようになりました。その結果企業はより消費者の求める以上のサービスやものづくりが求められるようになっています。今回はマーケティングの最前線でもあるアメリカのマーケティング事例をご紹介したいと思います。

アメリカのマーケティング成功事例

 

ナイキ

まずはナイキの「ナイキ・バイ・メルローズ」のマーケティングの事例をご紹介します。ナイキ・バイ・メルローズの特徴を一言で説明すると店舗周辺エリアの会員データによって品ぞろえを“ライブ”で変えていく新コンセプトストアでスマホで買い物体験を高度化するアプリで専用アプリをダウンロードして買い物ができるというものです。

このアプリを使えば更衣室に直接商品を持ってきてもらったり、スタイリストを予約したり、当然支払いもできます。このマーケティング施策の成功は実際にこのアプリで買い物をされた顧客がそれまでのネット通販で購入するユーザーの3倍の買い物をしていることにも表れています。ちなみにナイキ・バイ・メルローズを導入しているのは、ナイキのロサンゼルス店とニューヨーク店。日本でも「NIKE HARAJUKU」 が2019年7月12日(金)にリニューアルオープンし、ナイキジャパン最大規模のウィメンズ商品展開を誇る店内では、「ナイキ・バイ・メルローズ」同様のシステムを導入し、買い物客たちは事前にスマホに専用アプリをダウンロードし、更衣室に商品を持ってきてもらうことも、スタイリストの予約も、支払いも可能となっています。

また、ナイキ・バイ・メルローズは、顧客に割引情報や最新商品の情報を送信することもできますが、何よりもナイキ・バイ・メルローズの成功はアプリの導入により、ナイキのネット販売の売上の4割がアプリ経由となったことにあらわれています。実はスマホ・アプリのユーザーは、ネット通販ユーザーに比べて3倍も多く買い物をしています。これは顧客がどれだけ特別な購買体験を待ち望んでいたかがわかる事例といえるでしょう。

Lowe’s

ロウズ・カンパニーは、1946年にノースカロライナ州ノースウィルクスボロで設立されたアメリカの住宅リフォーム・生活家電チェーンです。Lowe’sはInstagramの動画サービスのストーリーズを活用し、大きな成功を納めています。それは小さい部屋の模様替えの手順を短尺の動画で紹介したことにあります。ストーリーズはyoutubeのような巻き戻し機能がないため、長尺で紹介した場合、ユーザーはまた最初から再生しなければなりません。ロウズ・カンパニーではこの煩わしさをなくすためDIYの方法を1秒ほどの動画で複数投稿することで、ユーザーが見たいところをいつでもすぐに見れるようにしたところ、大変評判となって売り上げにも大きく貢献しました。ちなみにこのストーリーを投稿したYoutube動画では約5万回の再生がされたとのことです。

2020年のマーケティングトレンド

2020年のマーケティングトレンドは幸福を求める「ウェルビーイング」です。「ウェルビーイング」(well-being)とは、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と翻訳されることもあります。ちなみに1946年の世界保健機関(WHO)憲章の草案の中で、健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることを定義されています。

この「ウェルビーイング」は企業としての経営の方向性や組織のあり方を考えるときに、目安となる概念の一つといえます。企業のマーケティング活動もウェルビーイングが長期的に愛されるキーワードとなります。ちなみに世界のIT分野を牽引しているGoogleやAppleの携帯端末においても、デジタルウェルビーイングの機能を搭載しています。

・Google

Googleはスマホ中毒防止アプリ「Digital Wellbeing」をAndroid端末に導入しています。この機能はスマートフォンを利用している時間を管理し、使いすぎをアラートするアプリで、たとえば今日使ったアプリとその使用時間がリアルタイムで表示されたり、アプリタイマー(上限の時間)を設定するようなダッシュボードを表示することができます。

このタイマーを設定することで、アプリが強制的に停止されアイコンがグレーアウトとなり起動できなくなります。さらに、就寝する時間にプッシュ通知をしたり、画面をグレーにするおやすみモードの機能なども搭載しています。

・Apple

Appleは、iPhone内に「スクリーンタイム」という機能を搭載しています。こちらの「スクリーンタイム」もスマホ中毒度を可視化し、利用者に使いすぎの警告を与えるツールです。自分がどれくらいアプリを使っていたかがわかるようなツールで、休止時間の設定、App使用時間の制限、通信/通話の制限、常に使用するAppの選択、コンテンツとプライバシーの制限が可能、ソーシャルネットワーキング、エンターテイメント、ゲーム、仕事効率化、などグラフを見ると、自分の使用した週間のデータがの詳細を確認することができて、何曜日に使用量が多かったのかなどの比較をすることができます。またApp Limitsというアプリの使用制限をする機能もついているので、該当するアプリの使用上限の時間を設定することもできます。

以上、今回は最新のマーケティング事例をもとにマーケティングトレンドから今後の方向性について考えてみました。ぜひマーケターは世の中の動きを見ながら自社の商品やサービスの顧客価値の最大化を計り続けて行きたいものです。
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