グロースハックを成功させるために必要なこと
ウェブサイトの立ち上げから、数年以内に10万以上のUUを獲得することはさほど難しいことではありませんが、100万以上のUUを獲得するためにはグロースハックの技術が必要となります。今回はそのグロースハックを成功させるために最低限知っておくべきポイントについてご説明したいと思います。
目次
記事の更新
グロースハックを成功させるためにはとにかくこまめな記事更新が不可欠です。
UX/UI分析
ヒートマップやアナリティクスなどのツールを使用し、訪れたユーザーの足跡をたどり、分析。より使いやすく魅力のあるサイトへの日々改善を繰り返す努力。アナリティクスの各指標をしっかり読みこなす知識は最低限必要です。
グロースハック 成功事例
Airbnb(エアビーアンドビー)
https://www.airbnb.jp/
世界最大の民泊仲介サービス。サービス開始時は経営者が自ら各物件の写真を撮影し、アップしておりましたが、その後プロカメラマンに依頼するようになり、急速にユーザー数を伸ばすことに成功。また、ライバルである大手地域情報コミュニティサイトCraigslistとのアライアンスによりさらにユーザー数を増やし、あっという間に世界最大の民泊仲介サービス企業へとのし上がりました。
pixiv(ピクシブ)
https://www.pixiv.net/
2007年にイラスト投稿サイトとしてスタートし、常にユーザーの動向を把握し、ページ全体の改修はもちろん、ボタンの色・形・配置など細かくテストを行い、着実にユーザー数を増やし、月間34億PV、1日あたり1万人のユーザーを集める巨大サイトに成長しました。
グロースハックに必要なAARRRモデル(会員ビジネスの基本戦略)
→会社の売り上げを伸ばしていくために高速でPDCAを回しながら、成長障害を取り除き、課題解決を行い企業やサービスを成長軌道に乗せていきます。
Acquisition:新規ユーザー獲得
Activation:利用開始
Retention:継続利用
Referral:紹介
Revenue:収益化
グロースハック成功ポイント
KPIの設定
最終ゴールの設定とファネルの各フェーズにおけるKPIの設定を行う。
現状把握
直帰率→カート投入率→購入完了率などそれぞれのKPIを計測し、現状把握を行う。
改善シミュレーションの策定
例えば直帰率が高い場合は、トップページに問題があるため離脱防止のためにUIの改善策を早急に検討する。またカート投入率が低いのは商品・サービスの魅力を十分に伝え切れていないため。商品写真や商品説明などの見直しが必要。購入完了率が低い場合は購入フォームへの導線やフォームのUIに問題があるということ。早急にこれらの改善を検討する。
改善施策例
ABテストの実施: 新たにクリエイティブを作成。より効果の高い広告やLPを検討。
パーソナライズの実施: 顧客属性に合わせたLPを再検討。よりCVに繋がるようなクリエイティブを検討。
入力フォーム最適化(EFO)の実施: より使いやすいフォームへの改善を早急に行う。
効果検証
上記施策を実行したら、効果検証を行い、どのように数値が変化したのかを確認し、改良が必要なところはさらに改善を繰り返す。
現在情報サイトを運営している方だけでなく、今後情報サイトを立ち上げる予定する予定の方もぜひ参考にしていただければと思います。