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看護学生を実習指導を通して求人&就職へとつなげるポイント

 
実習学生
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多忙をきわめる病棟業務の一つの要因に看護学生の実習指導が含まれていると思います。実習を通して看護学生が自分の病院に就職するとメリットが多くあります。今回は看護学生が実習を通して自分の病院への就職につながるポイントを簡単にご紹介します。

看護師を看護実習の学生で確保する方法

新人看護師の離職率が高いと言われていますが、採用する病院としても求人募集を出してせっかく採用しても退職されてしまったりしては残念ですよね。それなら、実習で指導してきた看護学生が自分の病院に就職してくれたら、求人募集や採用に関わる人事部の手間も少しは省けるし、病院としても少しでも病院の勝手が分かる人材が来てくれたほうが楽かと思います。

看護学生さんは、3年制の短期大学か専門学校、もしくは4年制の大学、准看護学校からの学生さんもいらっしゃいます。それぞれカリキュラムが異なりますし学校独自で実習要綱も変わってくるので病棟の看護師さん達はその学校ごとに対応を変えなくてはならないので大変ですよね。

私は、以前は委員会の仕事程度で一人で何かを任されるような業務はしていなかったのですが、転職をきっかけに、現在の病院では教育担当として専任指導者として看護学生に指導を行うようになりました。指導をしていくなかで、就職先の候補を考えていても、実習の成果等によって新たに実習先が就職先の候補に挙がってくることもあることが分かりました。

全く就職について考えていない学生さんも居ますが、そのような学生さんは「実習で慣れているし、ここの病院でいいか」と考えていることが多くあります。

しかし、就職先について考えている学生さんは「就職するときには実家の方へ帰りたい」とか「ここの病院の看護師さんは厳しい人が多いから(〇〇病棟の師長さんが怖いらしいから)就職したくない」という意思を持っていることがあります。実際、私が新卒で就職するときにも同じように考えている学生もいましたし、私自身もそのように考えていました。

私が実習指導を始める前に病棟の師長や主任と実習要綱をもとにどのように指導をしていくか話し合っている時に冗談で「この実習で一人でもいいから病棟に来たいと思ってもらえるように指導をしよう。あわよくばそう言って就職してもらおう」という話がありました。

そこで、私や師長・主任が意識して学生に関わったことは

  1. なるべくゆっくり学生の話を聞く時間をとる
  2. 学生のいいところを見つける
  3. 小さなことでも学生が出来たことを褒める

ということでした。

学生の話をゆっくりときく

①の「なるべくゆっくり学生の話を聞く」については、毎日入院や検査・手術などイベントが多くあり忙しいのでなかなかゆっくり話を聞く時間をとることができないと思います。

「もっと話をまとめてから声かけてよ」とか「今時間ないから後にしてほしい」と思うこともありますよね。

分かりますよ、その気持ち。

私も同じですし、今でもめちゃくちゃ思います。ですが、学生の立場になって考えてみると、バタバタと仕事をしている指導者さんに勇気を持って声かけたのに、ぞんざいな対応をされてしまったら次に声をかけることをためらってしまいますよね

。学生が「話を聞いてもらえた!」と感じることができると、指導者に声をかけることをためらうことが少なくなると思うのです。その結果、指導者と学生の会話が増えて実習が充実したものになることができるのです。

学生のいいところを見つけ、褒める

②と③の「学生のいいところを見つける」「小さなことでも学生が出来たことを褒める」についてですが、実習指導をしているとなかなか大変なことに学生の出来ていない部分ばかりが目に付いてしまい、指導が厳しくなったりイライラしてしまったりすることもあると思います。

もちろん、実習をするにあたっては、患者様の同意をもとにして、安全・安楽に留意しながら行っていくわけで、危険なことをしたりすれば当然怒ったりもします。ですが、常に悪いところばかり指導をされていると学生は

  • 「自分は全然できていないんだ」
  • 「実習楽しくない
  • 「実習行きたくない」

と思ってしまうのです。実際、実習が楽しくて仕方がない学生なんていないと思っていますが、できるなら学生が少しでも実習に対して楽しく思ってもらえたり、達成感を感じて終わってほしいと思っています。

そのために私は、それぞれの学生さんに対して少しずつでもいいところを見つけてあげたり、看護計画を立てて実践した時に上手く出来ていたことなどは積極的に、しかもわりと大きい声で大袈裟に褒めるようにしていました。

例えば、1年生の基礎実習であれば「毎日患者さんのところに行けた」「元気な声で患者さんに挨拶できた」や、2・3年生の領域別実習では看護計画に基づいて丁寧に患者指導できていた」「患者さんの安全を徹底的に配慮出来ていてよかった」などと本当に小さい内容から、具体的な内容までたくさん褒めてあげて、小さな小さな成功体験を積み重ねていくようにするのです。

最初は何から褒めてあげればいいのか分からないと思いますが、本当に小さいことでもいいので褒めてあげるようにしてみてください。

そうすると学生は「自分のやったこと・考えたことは間違っていなかったんだ」、「もっと頑張ろう」と感じることができるようになるのです。このような小さな成功体験を積み重ねていくことによって、学生自身の自己肯定感を高めることができ、それが実習全体への達成感へとつながっていくのです。

実習全体で達成感を感じることができると、病院に対する否定的な感情よりも肯定的な感情で満たされることになり、その結果「ここで就職したい」「この指導者さんが居るここの病棟に就職したい」と思ってもらえるようになるのです。

学生としても実習先の病院は物品の配置が分かったり、少しでも見たことのある顔のスタッフが居ることが就職した後の安心材料にもなるでしょうし、現場のスタッフも扱いやすいというメリットも考えられるのです。自分自身も実習指導を通して成長することもできると思います。私自身も転職したことで実習指導を担当するようになって初めて、実習指導が楽しいと思えたりやりがいを見出すことができました。

いかがでしたでしょうか。看護学生を実習指導を通して就職へとつなげるポイントを3つご紹介しました。この3つを意識して実習指導をすると思った以上に実習指導自体が上手くいきますし、看護学生が自分の病院の就職へと動いてくれるようになります。多忙な病棟業務で大変ではありますが、一人でも多くの看護学生があなたの病院へ就職することにつながるように祈っています。

 

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