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集客力を上げるための広告作りのイロハ教えます!効果的な広告とは!?

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広告にも効く広告と効かない広告があります。両者の違いは何なのでしょうか。広告媒体の選択ミスか、それともデザインが悪かったのか、もしくは全く伝わらないコピーのせいか・・。答えはそれら一つひとつのクオリティの高さは勿論のこと、それら全てがきちんと統一されているかどうかということです。

広告はメディア・コピー・デザインが全て統一されることで最大の力を発揮します。例えばコピー・デザインがしっかりしていても、そもそも広告主が狙っているターゲットと媒体がそぐわなければ何の意味もありませんし、媒体がマッチしていても広告のコピーやデザインがその商品の魅力をしっかり伝えきれなければこれも失敗します。また、媒体計画についてはKPI達成のためのリーチ(到達率)、フリケンシー(接触率)も考慮しなければなりません。

今回は特にグラフィック系媒体における広告制作のイロハについて見直してみたいと思います。

オリエンテーションの実施

まず最初に広告主と営業、そしてクリエイティブディレクター、プロデューサーが一堂に会し、具体的にどのような広告を作って行くべきか、コンセプト、ターゲット、広告予算等のについてヒアリングを行います。

また、その商品が与える真のベネフィット(便益)は何なのかをはっきりさせます。このベネフィットがターゲットに対しての最も大きな誘引となり、キャッチコピーの核となります。なお、ベネフィットとはその商品を購入する表面的ではなく、深層心理にある真の目的となります。例えばダイエット食品を購入する女性はただ痩せたいからという表面的な理由ではなく、そこには好きな男性によく思われたい、もしくは同僚に馬鹿にされたくないなどの理由が背景にあるはずです。

そもそもの目的は何なのか。ブランドイメージをあげたいのか、集客率を上げたいのかを明確にします。集客力を上げたいのであれば、ターゲットの行動促進のための広告設計が必要です。イベントや特典などのインセンティブの付与はもちろんのこと、ただ眺めて終わらないような綿密な導線設計とKPI設定が重要となります。

媒体の選定

広告媒体がそのターゲットに適しているかどうか、また設定したKPI達成に対して最低必要と思われるリーチ(到達率)、フリケンシー(接触率)などが広告効果を発揮させるに十分かどうかマーケティング担当との擦り合わせを行います。

広告コピー・ラフデザインの作成

上記の内容が決定したら広告コピーの作成を進めていきます。広告コピーは専門のライターに依頼し、できるだけ多くのコピー案を出してもらい、その案をもとに社内及び広告主と打ち合わせを行います。またコピーが決まればそのコピーを抽象化したラフデザインの作成も進めていきます。

写真撮影の必要がある場合はプロデューサーやクリエイティブディレクターによるカメラマンへのコンセプトとコピーの伝達と共通理解が重要となります。撮影前はレンポジなど仮の素材でイメージを作成し、広告主とのイメージの擦り合わせをはかります。

広告制作時の注意点

CIコーポレート・アイデンティティ)の確認

広告制作における基本カラー、企業や商品のコンセプトカラーを基本的に使用すること、そもそも、企業はCI(コーポレート・アイデンティティ)作成の段階でコンセプトカラーを作成し、それを名刺からパンフレット、ホームページに到るまで全てにおいて統一する必要があります。

※コーポレートアイデンティティとは企業文化及び独自性をデザインやメッセージによる表現を統一し、社会に発信・共有して行くことで存在価値を高めて行く企業戦略のこと

またグラフィック媒体であれば書体(フォント)もデザインを決定づける重要な要素です。どんなに秀逸なコピーで洗練されたデザインであったとしても書体が合わなければ全てが崩れます。例えば洋風のデザインに明朝体を使ったり、逆に和風のデザインにポップ体を使ったりすればこれも冴えない広告になるでしょう。

TPOに合ったデザインであること

例えば、季節が冬なのに夏をイメージしたデザイン、逆に夏なのに寒々しいカラーのデザインもチグハグ感が出て広告として伝わりにくいものになります。できれば背景色は企業のコンセプトカラーを踏襲しつつもその季節感に合わせて暖色系、寒色系を使い分けていく必要があります。また、社会情勢(戦争、災害など)や多様性(LGBT、身体的ハンデキャップなど)にも細心の注意を払う必要があります。

意匠・商標登録、景品表示法などの法律チェック

新規に広告を制作する場合にはその広告のコピーやデザインに関する意匠・商標登録に関する権利侵害がないかどうか、また商品が当たるキャンペーンなどを告知するものであれば景品表示法のガイドラインなどをしっかりチェックしておきましょう。また新聞・雑誌などの媒体であれば事前審査が必要となります。修正が可能な段階で一度審査にかけておくことを心がけましょう。

プレゼンテーションの実施

上記に基づいて設計した広告提案とコンセプト説明に加え、マーケティング 担当者と打ち合わせを行ったKPI(獲得系施策であれば具体的な問い合わせ数や購入数、売上高、認知系施策であれば事後アンケートによる態度変容などのレポート提出)達成のための広告計画と達成根拠の説明を行います。

本制作

プレゼンテーションで広告主の合意が得られれば事前に設計したスケジュールに基づいてデザインをブラッシュアップしていきます。

媒体審査〜広告掲載

何度かの修正を経て広告主の合意が得られれば媒体審査に回します。媒体ごとの審査基準があるためそこで修正が入ることもしばしばあります。審査により表現を変えなければならない場合には制作チームと相談して代替案をいくつか作成し、得意先に提案します。

反響調査

掲載ごは広告主と反響結果についてデータを共有し得られた結果と設定したKPIとの乖離がある場合、その改善策を早急に立てPDCAを回していきます。認知系思索の場合については広告掲載後にも事前に設計した調査フローに沿って調査を開始し、広告接触者の認知度やイメージ、広告接触後の態度変容などを調査し、最終データとして広告主に提出。その後は結果に基づいて次回の広告計画の基礎データとします。

以上、今回はグラフィック系における広告原稿制作におけるイロハについて振り返ってみました。改めて広告施策を実施する前に一つひとつの過程を見直すことで、失敗を防ぐことができます。広告の仕事に慣れた人間ほど、常に初心に帰って広告作りに取り組んで行きたいものです。
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