歯医者を開業した後に失敗しない集客方法とは
今の時代、先生もご存知のとおり歯医者がたくさんあります。
たくさんある歯医者の中で新たに先生が歯科医院を開業するとなると、数々のライバルに勝たなければいけません。
それでは激しい競争の中で勝ち残る為にはどうすればいいのでしょうか。
その方法は情報の「伝え方」にあります。
今回は、他のどの歯医者よりも先生の医院へ患者さんが来たくなる方法をご紹介します。
1: 多すぎる歯医者の中で勝ち残るには集客力が必須
なぜ歯科の開業医は集客力が必須なのかというと、
歯医者の数がコンビニの数を上回っているからです。
これだけ歯医者の数が多いと、
- 歯医者のすぐ向かい側に歯医者がある
- 歯医者から歩いて5分のところにまた歯医者
- 自宅から歩いて5分圏内に複数の歯医者
このような事態になってしまいます。
これでは、どの歯医者を選んでいいか分かりませんね。
この状態は、整骨院や美容室も同じだと言えます。
そこで先生が「新しい歯科医院を開業します!」
と言ったとしても、一般の方々は
「また歯医者ができたみたい」
と思うだけでしょう。
ほとんどの人は気にも留めてくれません。
なぜカフェやアパレルショップのように興味を持ってくれないのかというと、
- 3人に2人は既にかかりつけ医がいる
- 同じ立地なら、昔から行っている歯医者を選ぶ
- 新しく出来た歯医者は信頼感がないので行かない
という状態だからです。
まずはこの状態をなくして患者さんに自分の医院へ来てもらうようにしなければ、安定した経営を続けていくことは困難を極めることでしょう。
それではどうすれば昔からある他の歯医者よりも先生の歯科医院へ行きたいと思ってくれるのでしょうか。
それには、ある重要なポイントがあります。
2: 集客力を高めるには患者の信頼が必要不可欠
2016年5月26日に発表された日本歯科医師会の『歯科医療に関する一般生活者意識調査』によると、一般の方々が歯科のかかりつけ医を選ぶポイントは以下の3点が多くの割合を占めるという結果があります。
立地の問題については、開院するときのタイミングもあります。すでに医院の建設を決めておられる場合は、今から変更することはできません。
また家から近くて通いやすい歯医者があるなら、患者さんがそちらに行ってしまうのは仕方のないことです。
つまり、後発の先生ができる事は2つ目と3つ目の条件でライバルを上回るように対策することなのです。
しかし、今の時代はどの歯医者も「人柄」や「信頼」を伝えるためにホームページやSNSを使うことで患者さんの信頼を得ようとさまざまな工夫を行っています。
今までどおりの方法だと長年経営しているライバルから信頼を勝ち取るのは簡単でないことは明白です。
3: 文字と画像だけで患者の不安は解消しない
先ほども出てきました2016年5月26日に発表された日本歯科医師会の『歯科医療に関する一般生活者意識調査』。この結果によると歯の痛みや違和感があるのに歯医者へ行かず放置している割合が全体の36.6%にもなることが分かっています。
なぜつらい状態のまま放置し、治療をためらってしまうのでしょうか。
少し前のアンケート結果(2011年1月に発表された全国保険医団体連合会の歯科医療に関する市民アンケート)によると、大きな理由は次の3つです。
【一般の方々が歯医者に行きたくない理由】
- どの医院を信頼出来るか、見きわめられない。
- 安心して任せて治療してもらう所がない。
- 病院に対する恐怖心がある。
このような3つの理由に共通していることは一般の方々が歯科医に対して少なからず「不安」を感じている点です。
なぜ不安を感じるのかというと、病院が好きな人はいませんが、それよりも「先生がどのような人かよく分からない」という理由が不安を与えているのです。
歯科医に高い技術はもちろん必要ですが、それだけでは不安を解消することはできません。
技術と同じくらい大切なことは「誠心誠意、悩みに対して向き合ってくれる医師かどうか」が伝わることなのです。
そこで従来のホームページやSNSのように「文字や画像」だけでは医師の人柄や雰囲気を伝えるには限界があります。
別の方法でしっかりと「この先生にまかせれば安心だ」と理解してもらい、患者さんの不安を解消する必要があります。
4: 開業したての歯医者が患者の不安を解消するには動画が一番
人が情報を得るための主な方法は「目で見る」ことです。
文字や画像は情報が少なく、受け取った個人の想像力に任せるしかありません。
これは、こちらが思っているように正しく認識をしてもらえない要因です。
そこでこの問題を解決するのが「動画で身振り手振りを交えて伝える」こと。
- 院内の機材や設備、照明などの雰囲気
- 先生の人柄と技術力
- 歯科衛生士をはじめとするスタッフの人柄と役割
このようなことを実際に動画で撮影して紹介すれば、患者さんが感じている
- あの「ギュィィ~ン」っていう音がイヤ。
- 必要のない治療をされるのはイヤ。
- 無愛想なスタッフさんが居るらしいから不安。
といった様々な不安を解消することができます。
まずは動画で先生自身とスタッフさんが自己紹介し親しみを持ってもらうことが患者さんの不安を取り除く効果的な方法です。
5: 不安の解消はそのまま信頼に繋がる
ここまでお話ししてきましたように、患者さんが新しく開院した歯医者に来てくれないのは、どんな先生やスタッフさんかわからないので不安が大きくなり信頼を構築できていないためです。
そして患者さんの不安を解消しきれない理由として挙げられるのが「情報のわかりにくさ」。
人の脳は、自分が理解できない部分を勝手に想像します。
もともと「病院」はマイナスイメージから始まっているため歯医者へ行くことは必要以上に不安を感じるのです。
こういった患者さんの不安をうまく解消する事ができれば、
「怖くて行きたくない」という感情を
「ここなら行ってみたいな」に変えられるのです。
そこで効果的な方法として挙げられるのが、今回ご紹介しました「動画」という方法。
動画は医師が実際に身振り手振りを交えて話すのを見ることができます。
文字や画像のみでは伝わりにくい、医師の人柄や雰囲気が伝わって親しみを持ってもらいやすく信頼も築きやすいのです。
また、院内で使うユニットや治療器具などの紹介も併せて行うことで、患者さんの「どんなところで治療されるのか分からない」という不安が解消されて集患に繋げることが実現するのです。
6: まとめ
歯医者の数は、これからも増え続けます。
その中で新しく歯科医を開業して勝ち残るためには集患力が必須です。
集患力を強めるには患者さんの不安を解消し信頼を得ることが重要。
文字や画像に比べ、動画は伝えたいことをしっかりと伝えてくれます。
きちんと伝われば患者さんは信頼してくれて先生を選ぶはずです。
ですから、これから先生が歯科医を開業しようと考えておられるのなら、動画での自己紹介や医院の紹介、スタッフさんの紹介などをオススメします。
きっと高い確率で集患に繋がることでしょう。
歯科医院の増患集患に効く戦略的プロモーションとは