先生の病院を紹介するホームページから集患する方法
インターネットの爆発的な普及により、業種に関係なく、ビジネスの規模に関係なく誰もがホームページを持ち、そこからお客(患者)を集めようとしています。
しかし残念なことに、ホームページを持っているだけでは、お客(患者)は集まりません。
間違えておられる方もいらっしゃいますが、ホームページが在るだけでは特別ではないため選ばれないのです。
では、どのようなことをすれば特別になり選ばれお客(患者)が集まってくるのでしょうか。
今回は、先生の病院を紹介するホームページから、どうやって集患すれば良いのかについてお伝えしていきます。
1: ホームページから集患する「コンテンツマーケティング」とは
ホームページから人を集めるには、ホームページの中身が重要です。
この中身を「コンテンツ」と呼びます。
役立つコンテンツを提供することで、潜在的な患者や、まだ患者となっていない見込み患者との間にコミュニケーションのきっかけを作り出せます。
コンテンツについてもう少し詳しくお話しますと、次のようなものがコンテンツとなり得ます。
■ブログ記事
ブログのような型をした役立つ記事です。
- 急な発熱についての情報
- 急な痛みや腫れへの対応
- 休診日の対応や休日診療可能な情報
- 流行しそうなウィルスや風邪の情報
- 予防接種について
- 日常でできるケアについて
こういった先生の病院の得意とする情報を、提供することができます。
ただし、医療関係の情報には信頼性と安全性が必要ですから、内容には十分注意してもらいたいところです。
■メール
定期的なメール配信によって、季節の変わり目などで注意することをお伝えするのもコンテンツです。
メールは郵便とは違って送るための費用が必要ではありませんので、先生が送りたいときに、重要な情報を配信することができます。
■ニュースレター
漢方薬局で見ることがあります。
月に1回、2ヶ月に1回など、期間を決めてA4用紙1枚くらいに季節にあわせた情報を記載して配信するものです。
高齢の方へは紙に印刷したものを郵送しても良いですね。
■ビデオ(動画)
スマホ世代には文章よりも、ビデオ(動画)が喜ばれます。
いつでもどこでもスマホがあれば見ることができますし、読むという労力が必要ないため、見てもらうことへのハードルが下がります。
病院の場合、患者は「行きたくて来ている」わけではありませんから、動画を使って不安を取り除くことができると関係性が一気に近づきます。
先生の治療に対する理念やこだわり。
スタッフが常に心へとめていること。
こういったことを、動画を通して提供することは非常に良質なコンテンツとなります。
2: コンテンツマーケティングが失敗するとき
コンテンツマーケティングは、人を集めやすいというメリットがあります。
しかし、一歩間違えると簡単に失敗してしまいます。
この失敗理由を知らずにコンテンツマーケティングを始めてしまうと、人が集まらないばかりか、時間と労力を無駄に使ってしまうことになります。
それでは、コンテンツマーケティングが失敗するのはどんな理由があったときなのか見ていきましょう。
失敗する理由は、非常に単純で明快です。
でも、この単純で明快な理由を忘れてしまう人が多いものです。
その理由とは『病院目線の情報』です。
今はインターネットの世界には、膨大な情報が溢れています。
そんな中から選んでもらうためには、自分たちが伝えたいことを言うのではなく、相手が欲しいと思っている情報を提供しなければいけません。
言い換えると、自分たちが伝えたい情報の発信とは、従来のマスメディアによる広告となんら変わりありません。
マスメディアの広告は、ネットに馴れた人たちからは「スルー」されることが増えています。
広告が表示されていても見ない。
広告が表示されていても興味を持たない。
広告が表示されていてもクリックしない。
「3NOT」という言葉がありますが、まさにこの状態です。
どれだけブログ記事を投稿しても、どれだけ動画を配信しても、目線を間違えるとコンテンツマーケティングも失敗します。
3: ホームページからの集患を成功させる秘訣
それでは、失敗の理由がわかったところで成功の秘訣をお伝えします。
ここまでお読みならおわかりだと思います。
コンテンツマーケティングを使ってホームページから集患を成功させる秘訣とは、私たち「病院経営者」と「患者」との間をつなげるコンテンツに「患者目線」を取り入れることです。
先生が伝えたいことを患者目線に翻訳すると、どのような表現に変化するのか。
先生が伝えたいことを患者が実感すると、どのようなメリットが生まれるのか。
私たちから一方的なメッセージを送っても、今の時代、誰も反応してくれません。
膨大な情報の海の中を生きているのですから、少し手を伸ばせば誰もが20年前や30年前には手に出来なかった情報を、いとも簡単に知ることができるのです。
そんな中で、マスメディアのようなメッセージは無視されます。
患者が
- 興味のあること
- 関心を持っていること
- 自分の生活と関係していること
こういった患者目線で情報を提供することが、コンテンツマーケティングを使ってホームページから集患する成功の秘訣となります。
4: まとめ
ホームページが在るだけで人が集まってくる時代ではありません。
ホームページはあって当然であり、ホームページの中身が重要な時代になっています。
そのためには、今回お話しました「コンテンツマーケティング」をベースにし、患者目線で「動画」や「ブログ記事」という誰もが見やすいコンテンツを提供することに価値があります。
ぜひ先生の病院を紹介するホームページにも「動画」や「ブログ記事」を活用してみてください。
きっと集患の伸び率に変化が訪れるはずです。