5Gで変わるマーケティング戦略
携帯電話もガラケーからスマホに代わり、通信技術もついに4Gから5Gに変わり、そのスピードも驚くべき進化を遂げています。
通信速度をわかりやすく説明すると5Gの速度(10Gbps以上)は、現行4Gの約100倍で、2時間程度の映画を5Gだと約3秒でダウンロードできてしまうほどのスピードとなります。この技術を利用することで、我々の生活のあらゆる場面で劇的な変化が起こるといわれています。今回はこの5Gの普及によってマーケティング戦略がどのように変わるのかを考察してみたいと思います。
目次
- 5Gの特徴「高速化・大容量化」「多数の端末との同時接続」「低遅延化」
- 今後の進展について
- 5Gマーケティング事例
- 動画広告の種類がさらに増える
- 5Gにおけるデジタルマーケティング戦略
- ドミノ・ピザ ジャパン 「PROJECT 3TEN(プロジェクト・スリーテン)」
- 宅配ピザ各社が生き残りに躍起になっている中、ドミノ・ピザは、注文を受けてから顧客に提供するまでの時間を、テイクアウトで3分以内、宅配で10分以内とする取り組み「PROJECT 3TEN」を発表しました。5Gのインフラが生かし、オーダープロセスの透明化、ドライバーの位置情報の把握など、様々なセンサーデータを基に効率化を実現し、注文客に対して来店なら3分、デリバリーでも10分以内に、ピザを提供できるようにする施策となっています。 https://www.youtube.com/watch?v=wStJ0wjQawI
- 名古屋グランパス×KDDI
- 株式会社名古屋グランパスエイトとKDDI株式会社は、新たなサッカー観戦体験の実現に向け、ダイヤモンドパートナーとして戦略的イノベーションパートナーシップを締結しました。具体的には2020年春以降、第5世代移動通信システム「5G」やXR、IoTを活用し、スタジアムに来るファミリーに向けて、試合開始までの待ち時間をXRの活用により選手とコミュニケーションの提供の他、自由視点カメラを活用した新しいスタジアム体験が可能であるばかりか、混雑する飲食店やグッズ販売店、トイレの待ち時間などをキャッシュレス決済やIOTの活用による短縮化によりスマートにサッカー観戦を楽しんでもらうための取り組みを行って行くとのことです。https://nagoya-grampus.jp/news/pressrelease/2019/0828kddi-5g-xriot.php
5Gの特徴「高速化・大容量化」「多数の端末との同時接続」「低遅延化」
「高速化・大容量化」
スピーディな情報提供とそのフィードバックによる分析から再アプローチで精度を高めていく
「多数の端末との同時接続」
SNSの進展、IOTの進展による個人情報を基にしたサービス提供の幅の広がり
「低遅延化」
情報コンテンツのさらなる普及。コンテンツの質の向上
今後の進展について
3G→4G
Twitter Instagram TikTokなどのプラットフォームの登場
4G→5G
更なるプラットフォームの登場によりSNSの進化が加速する
5Gマーケティング事例
動画広告の種類がさらに増える
動画広告市場は5年後に5,000億円に達すると予想されています。もしかするとさらに大きく成長するかもしれません。まだ具体的なサービスは出現しておりませんが、イメージは下記のようなものであるとコンサルティング企業DDGでマネージングディレクターを務めるスコット・シンガー氏が述べています。
「自動運転車に飛び乗り、夕食の準備をするためにAmazon Alexaを呼び出します。ダッシュボードにホログラフィックディスプレイがあらわれ、あなたの好みや今日食べたものをもとにレシピを選び、調理の手順をあなたに教えてくれます。あなたはスーパーに立ち寄って材料を受け取ります。もちろん、材料はすべてロボットがすでに集めてくれています。」