最新の動画広告はここまで進んでいる!活用方法と最適化をご紹介
現在では通信インフラの進化に伴い、大容量のデータも瞬時に送信することができるようになり、インターネット広告も、主流の広告バナーも静止画から動画へシフトし、今後も5Gの普及により、これはますます加速されると予想されます。また、2018年の動画広告市場は前年比34%増の1,843億円。この先2024年には4,957億円になるとも言われており、広告市場の中でもとりわけ活況を呈しています。そこで今回は主な動画広告の種類と最新の動画広告事情についてご紹介したいと思います。
目次
基本的な動画広告の種類
・インストリーム広告
YouTubeなどの動画コンテンツと同じ画面に表示される広告のことを指します。インストリーム広告は、従来のバナー広告よりもサイズも大きく、動画本編の前、中、後に再生されるため、視認性が高く、デフォルトで音声がオンとなっているため、非常に訴求効果が高いのが特長です。
・インリード広告
インリード広告とは、記事内に挿入される動画広告のことです。ニュースサイトなどでさまざまな記事を読んでいる時、自動で動画広告が再生されます。そのほかインリード広告は、動画広告が画面内に正しく表示されたときのみ再生されること、広告枠のところまで閲覧されなければ再生されないといった正確性も大きな特長となっています。
・インバナー広告
インバナー広告とは、ウェブサイト内の広告枠で配信されるいわゆる予約型純広告のことです。例えばヤフーなどのブランドパネルなど、従来のバナー枠に表示されます。インバナー広告の特長としては、インストリーム広告とは異なり、動画を途中で飛ばしたりするスキッパブル機能はありません。さらに、ターゲット属性を絞り込んでニーズに合う広告をマッチングさせることもできます。
・オーバーレイ広告
オーバーレイ広告とは、ブラウザの特定位置に固定表示される広告のことです。例えば、WEB記事を読んでいる際に、下にスクロールをしていくと、突然大きな広告が記事に覆い被さるように表示されることがあるかと思います。特に自動車メーカーの新商品の告知などで利用されるケースが多く、大変インパクトがあるため、一発で興味を持たせることで、LPへの誘導率も格段に高いのが特長です。
最新の動画広告を一部ご紹介
・FIVE(ファイブ)
今や日本国内最大規模のアプリ・Web利用者約3000万人のユニークユーザへのリーチ、1,800社以上のパートナーメディアとの提携、そして400社以上の顧客から活用され成長したFIVE。企業の様々な広告プロモーションに対応することができる国内最大級のモバイル動画プラットフォームです。
FIVE(ファイブ)の特長
・短尺フォーマットであること
テレビと違いメディアチェンジの早いスマートフォンユーザーのニーズに合わせて、基本フォーマットをおよそ5秒間という飽きのこない短尺動画に設定しているのが大きな特長です。
・読み込み時間ゼロの実現
FIVE は独自の技術によりどんな環境下でも動画再生時の読み込み時間をゼロにすることを可能にしました。これはとても画期的なことで、ユーザーの利便性と効果的なブランドメッセージの伝達を両立を可能にしているからこそ国内最大規模のモバイル動画プラットフォームへと成長したFIVE の強みと言えるでしょう。
・ビューアビリティ100%保証
FIVE はビューアビリティを100%保証することを製品開発の基本としており、動画広告は広告ユニットが画面全体の50%以下になると自動的に停止するクリーンなシステムとなっています。
https://www.five-corp.com/advertiser/
・maio(マイオ)
maioは、株式会社アイモバイルが提供するスマートフォンアプリ利用中のユーザーに対し、フルスクリーンで動画広告を配信するネットワークサービスです。提供動画広告フォーマットは動画リワード※ と動画インタースティシャル※となっています。
※動画リワード /ユーザーが任意で動画広告の視聴を選択し、完全視聴するとアプリ内インセンティブを得ることが出来るタイプの広告。
※動画インタースティシャル/ ユーザーが任意で動画広告をスキップ出来る、インセンティブが無いタイプの広告。
・maio(マイオ)の特長
・全画面再生に加え、完全視聴を促す再生形式による認知率向上が可能
maioではユーザーが任意で視聴を選択すると同時にフルスクリーンで動画が再生されます。また、完全視聴を促すような再生形式を取っているため、 商品やサービスのブランドの認知率向上が期待出来ます。
・流行りの縦型動画にも対応
これまで一般的だった16:9サイズは勿論の事、スマートフォン特有の縦型動画にも対応しています。縦型動画での訴求はユーザーに対して、強力なインパクトを与える事が可能で現在様々なメディアで採用されています。
・高フィルレート
国内最大級の広告主数を誇るアイモバイルが提供するサービスだからこそ、高フィルレートを実現しています。フィルレートとは自社サービスの広告枠の在庫に対して各種広告ソースからの広告の供給の割合を表しています。
https://maio.jp/
・Lodeo(ロデオ)
LODEOはサイバーエージェント社アドテクスタジオによるスマートフォン動画に特化したアドネットワークサービスで、プレイスメントやデータ活用など自由度の高い配信設計と配信が可能なスマートフォン向け 高品質動画広告ネットワークプロダクトを目指しています。動画広告フォーマットはリワード広告がメインで例えばゲームのクリア後に全画面にて動画再生するスマートフォンアプリ提供企業向けの「Instiad」や、ニュースサイトや情報まとめサイトなどの記事内に動画を掲載するブランド認知訴求向けの「Feed ad」などがあります。
Lodeo(ロデオ)の特長
・縦型フォーマット
「タテフル」と呼ばれる縦型動画の配信フォーマットで、「人の記憶に強く残る」広告配信を目指しています。また記事と記事の間にも最大90%の領域で縦型動画を自動再生することも可能。スマートフォンの形状に合わせ最も自然に、インパクトを出して商品やサービスの特長を訴求することにこだわっています。
・フリックパネル
スマホ画面の90%を活用し、「横型動画+フリック型マルチパネル」で複数の動画再生や複数のマルチリンク設置可能な多様型フォーマットが特長で、タテに90%占有された訴求領域を利用し、上部を動画再生領域、下部を動画再生用サムネイルや静止画バナーなどの設置領域としています。また動画再生用サムネイルをタップすると、上部の動画再生領域でその動画が再生されるシステムです。
※上記の2つのフォーマットの他、従来の16:9の比率の横型動画を自動再生で配信することも可能です。
https://www.lodeo.io/
以上、個人のスマホ視聴時間の増加、インフラの進化によるリッチな情報の提供が可能になったことにより、今後は動画広告が主流となって行くことは間違い無いでしょう。すでに動画広告の配信会社もネットワーク規模拡大、クリーンな広告配信システムの実現、読み込み時間のストレスフリーなど各社強みを最大限アピールしてシェアの獲得を目指して争っています。広告主としてはまずはターゲットや媒体の特長に合わせた動画をいくつか作成した上でそれぞれ使い分けて行くことをおすすめします。