あなたの施設に求人応募が少ないのは何故?(求人を増やす方法!)
介護施設の人事担当者の方のなかには、いろいろ求人活動をしているのに、なぜか求人が集まらない、応募が少ないという悩みを抱えている方は多いと思います。
そこで今回はその理由を探ってみたいと思います。
目次
あなたの施設は十分な求人活動をしていますか?
求人活動を行うにあたって、どのようなタイミングや頻度で行われているでしょうか?
欠員が出た時に、ハローワークに求人応募をかけるだけ、求人広告に一度掲載するなど、このようなスポット的な求人活動は、あまり効果がないことが多いです。
たしかにハローワークの場合は、継続して掲載することができるのですが、正直いいまして、介護施設は人気のある職種とはいいきれないので、なかなか求人があつまらないというのが正直なところです。
そのため、求人活動は、このような方法だけに頼らずに、常に行っていくことが大切です。
というのも介護現場は、24時間365日体制で動いているので、穴が空いてから(欠員が出てから)このような求人活動をのんびりしていても、とても対応できません。これが、施設内の人材不足や一人一人の多重労働となり、介護現場の劣悪な労働環境の原因となります。
できるだけそのような環境を防ぐには、常に求人活動をおこなっていくことが大切です。WEB広告などの求人は、どちらかというと穴が空いた時に急募求人ではなく、常時必要な人材を確保するためには最も有効なマーケティングの求人方法です。
あなたの施設は十分な情報を載せていますか?
求人誌などの求人情報では、あまりどのような施設なのか施設の特徴を伝えることができません。
もちろん、条件を載せることはできると思いますが、それ以上に大切なのは、あなたの施設のオリジナリティや特色を伝えることです。
そのため、ハローワークや求人誌などの求人広告ではそれを上手く伝えきることが難しいです。一方で、このような情報を織り込むのによいのが、HPでの求人やWEB広告です。
WEB広告などは、ぱっと見てクリックした後、HPへ流入するような流れになっているので、施設全体の様子を伝えることが簡単です。施設のスタッフや利用者さんの様子を載せたHPへインするような広告が有効です。
あなたの施設は広告に十分な費用をかけていますか?
宣伝広告を含め、求人などの広告もある程度の費用が必要です。そのため、できるだけ無料でできるハローワークなどに頼りたいと思うのは最もなことなのですが、このような求人方法はある程度見る人の属性が決まっていて、広い範囲から集まる可能性が少ないです。
ハローワークは最近退職した方や比較的高年齢の人が多いです。
退職した方の中には経験者も多いのでよいのですが、反面、若い方や在職中で転職希望の方を逃してしまいます。それから、中高年世代の方は、家事支援などのホームヘルパーなら良いのですが、施設勤務にはやや体力の不安や時間的な縛りがあるなどの条件があります。このような条件にとらわれずに広く求人ができるのがWEB広告です。全国各地いろいろなところの人が目にする機会があります。費用的には、少し料金がかさむかもしれませんが、費用対効果のことを考えると大変有効な方法です。
あなたの施設はコンサルや人材紹介会社を利用していますか?
これは施設の人事担当者の方がいるので、それで十分だと思われるかもしれませんが、いまや施設も多角経営の時代です。
そしてマーケティンの手法や効率的な運営を考えると、プロの人材関係者を雇うことは、長い目でみれば大変有効な手段となるでしょう。
コストがかかるので、外部の人材には頼りたくないと思われるかもしれませんが、第3者の目が入ることで、人事だけではなく、さまざまな無駄を省き、より効率的な経営をすることができます。
これも長期的に見れば、決して無駄なことではないのです。先ほどご説明しましたWEB広告などのマーケティングの手法も、施設の人事の方が一から勉強して、、、ということになるとある程度工数を取られるので、その部分はやはり外注のプロに任せてしまったほうが有効です。
あなたの施設は間違えた求人広告をだしていませんか?
さきほど、常に求人広告を出しましょうとお話しましたが、これも頻度やタイミングを間違えると逆効果になってしまいます。
あまりにも頻繁に求人誌などに広告をすることは、常に求人を行っている施設、つまり人手がない、人がすぐに止めてしまう会社というような印象を植え付けてしまいます。つまり、これを一番印象付けたくないのが利用者、入居者の方です。
そのため、新聞の折り込み広告などを頻繁に出しすぎることは、地域の方や、入居を検討している方にこの情報が流布しやすくなります。ですので、できるだけ地元の広告へ求人を出すタイミングは、ほどほどにしておくのがよいでしょう。
あなたの施設は求人広告を選んでいますか?
求人広告にもいろいろな種類があることはお話したとおりですが、最も大切なことは一つに絞りすぎないということです。ほとんどの方は、この求人媒体は見るけど、これはあまり見ないといようにその種類によって属性がかなり違ってきます。
そのため、いろいろな求人広告を混ぜることが大切なのです。新聞折り込み、WEB広告、ハローワークなどのように、いろいろな手段でおこなっていくことで、違う属性のひとが集まりやすくなります。若い人も年配の方も、新規の方も経験者の方も幅広い層から集まれば、あなたの施設にどのような方がむいているのか吟味しながら採用活動をしていくことができます。多様な属性の方を雇うことで、施設内の人材にもバリエーションが広がり、よりよい人材の体制を作ることができます。