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【病院・クリニックの生き残り対策】効果的な集患「病院祭」の開催とその実績

 
増患対策
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少子高齢化が進み、各病院は必至になって生き残りの道を模索しています。
国が進める地域包括ケアシステムは、地域の特性に応じて作り上げていかなければなりません。
こうした状況の中、患者さんから選ばれる病院になるためにはどのようにしたらいのでしょうか。
25年以上に渡る実例から考えていきたいと思います。

病院祭の開催目的

病院スタッフは忙しい毎日を送っているため、患者さん一人ひとりとゆっくりお話をすることが出来ず、歯がゆい思いをしていました。

患者さん側でも病院を選ぶにあたって治療や医療設備はもちろん、ホスピタリティも病院選択の重要な理由になります。

患者さんや利用者を集める効果的な方法として何があるのか。

患者さんのみならず、地域の方々にも病院をより身近なものとして親しみ、愛していただける方法を模索した結果、下記内容を目的として病院祭を開催することにしました。

医療への理解、医療機関への恐怖感や偏見の低減

  • 元気な時から病院にお越しいただき、病院や検査を知ってもらい病院や検査に対する
  • 恐怖感を無くしてもらい、早期発見につながるようにする

地元を盛り上げるための地域貢献

  • 新しい患者さん・利用者を開拓し集患につなげるためにはどうしたらよいか。
  • 病院を好きになってもらうためには何が必要か。

そこで地域の人が元気なうちに医療機器、そして病院スタッフに接してもらうことを考えました。

 

例えばがんの疑いが浮上してMRI検査をすることになっても、体験していればリラックスして検査を受けられます。

病院の敷居が低くなれば早期発見、早期治療につながるはずです。

世の中すべてに言えることですが、進歩のスピードが目ざましく、医療の世界も例にもれません。10年前とは比較にならないほどの「高度な医療機器」がたくさん出てきています。病院祭という機会にそのような医療機器を直接見学していただき、体験できるコーナーを設けました。

 

病院祭のターゲットと集患のベースの考え

病院祭のターゲットは大きく分けて2つあります。

既に病院を知っている「既存患者」と、まだ病院を知らない「潜在患者・利用者」です。

目的の次に、それぞれに向けて有効な開催内容、告知方法を検討しました。

既存患者

感謝の意を伝え、今までの関係を更に深くしていく

当院を知らない方

知らなければ好きになりようがないため、知っていただくことで好きになってもらう

これまでの私たちにとっては

  • 「病院の世話になるのは病気になってからでよい」
  • 「病気や死ぬことを考えるのはまっぴらだ」

という概念が普通だと思います。
しかし、ほとんどの人が生活習慣病を患うようになった現在では、そのような既成概念を捨てることも啓蒙していく必要があります。

そのためのお手伝いも、医療に携わる私たちの大切な仕事なのではないでしょうか。

昔は病気と言えば「発熱」「下痢」「頭痛」「腹痛」など、「風邪」に代表される細菌による感染症がほとんどでした。そしてそのような病気は、「抗生物質」をはじめとする、薬物の進歩によりすぐに回復するようになりました。

ところが、最近の病気は生まれてからの生活習慣に起因するものが多くあり、しかもはっきりした自覚症状の出にくいもの、つまり自覚症状が出てからでは治療に時間がかかるものが多くなってきています。

これから平均寿命を延ばすためには「医学の進歩」以上に「自分の身体の状態に対する自覚と日頃の節制」が必要です。

これは一人の医学の天才の知恵だけに頼ることができないということを表しています。TVなどでは盛んに医療情報を特集した番組が流れていることからも、医療情報に対するニーズは明らかです。個々が良い医学情報を持たなければいけない時代になったということですが、これから全員が医学書を読まなければならないということではありません。

病院側からも積極的に情報をお伝えしますよというスタンスを見せていくことが重要です。

25年前に病院祭が始まった当初、地域のお祭り的なイメージが強くありました。

ある年から学術に関する部分を強化し、院内で医師やコメディカルによる講演を行ない新聞告知もしたところ、県内外からの新たな集客につながりました。学術面の強化は知名度の向上だけでなく、病院の取り組みを伝えるうえで非常に役立ったと感じています。

病院祭のコンセプト

病院祭を集患の方法として捉えるだけでなく、患者さんや地域の方と病院の相互理解を深めていく場であることもコンセプトから忘れてはいけません。

地域との関係強化はこれからの病院経営には必須事項です。病院祭の開催コンセプトとしては次のものが考えられます。

新規の顧客開拓をする

広告の必要性(人を集める方法)。開かれた誰にでも分け隔てのない催しの開催

病院が地域・社会貢献を行っていることをわかりやすくPRする

献血車の設置

来場した方に気持ちよくお帰りいただく

来場者と接する部分に充分な人の配置。分りやすいチラシの作成。駐車場の確保

当院の持つ情報を示すこと

医師、コメディカルによる講演・各検査機器の紹介実演など

来場した方が楽しめること

大抽選会・検査抽選会・ステージショー・スタンプラリー・屋台など

地域活性化のリーダー的存在となること

地域の商店参加。各商店での催しもの開催など

正直なところ、病院祭の開催には多くの労力がかかります。しかし、実際に参加した医師にとっては地域との繋がり、喜ばれる実感を味わえるとともに、自身の患者を増やす機会になっていることに価値を感じているようです。

加えて、スタッフ間でも準備活動で多職種間のやり取りが求められるため、新たなコミュニケーションの場として喜ばれるという副産物もありました。

 

病院としての総合力がステップアップすることに間違いありません。

患者さんから選ばれる病院になるためには、病院の活動を知ってもらうことが必要です。
病院祭の開催はその目的を果たすために、非常に効果的な役割を果たすことが出来ます。
地域に根ざした病院となるためにも、病院祭の開催をおススメします。

 

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