オンラインによる集客方法及びアイデアの創出はどうやってやるの?
新型コロナの感染拡大は人々の生活に対する意識や行動、そして価値観まで一変させました。特にコロナ禍で大きく変わったことの一つにオンラインによる新しいコミュニケーションがあります。
今後のマーケティング活動はよりオンラインをベースとした活動が加速化していくことと思われます。そこで今回はその中でも新しいアイデアで集客を伸ばしている事例やそのアイデアの創出方法についてご紹介したいと思います。
オンラインによる集客方法
ウェビナー
ウェビナーとはインターネット上で実施されるオンライン型のセミナーのことで、現在、講演会や研修など様々な用途で活用されています。メリットとしては当然ながらオンライン会議ツール(ZOOMやMEETなど)で行えるため、会議室や人件費などコストがほとんどかからない、参加したい方も地域や交通の制約なくいつでもどこからでも参加できるなどのメリットがあります。
<参考>ズームミーティング
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
VR
360度カメラを使用し、不動産の紹介映像をVRで提供するサービス(スペースリーなど)も登場しています。これを使えば賃貸、売買向けの不動産を顧客への提案から内見、契約書まで全てオンラインで済んでしまいます。特に地方から上京する学生さん向けにビジネスチャンスは大きく広がっていくことでしょう。今後5Gが普及していくにしたがって導入する企業は増えていくと思われます。
<参考>スペースリー
https://spacely.co.jp/
ライブ配信
現在SNS上で配信できるサービスにはLINEのLINE LIVEやInstagramのインスタライブがあり、コロナ禍で大人数を集めたイベントやLIVEが自粛される中で確実に需要を伸ばしています。今後のWITHコロナ期、アフターコロナ期でも定番のコミュニケーションスタイルとして長く続いていくことと思われます。
<参考>LINE LIVE https://live.line.me/
LINE LIVEは誰もがいつでも気軽にリアルタイムで動画を配信できるLINEの機能で、日常の会話はもちろんのこと、ダンスや歌、それぞれの得意とするパフォーマンスをリアルタイムに配信することが可能です。
LINELIVEではミュージシャンなどのアーティストからお笑い芸人まで様々な方がプライベートな姿を見せてくれます。いわゆるテレビ番組のように編集されたり、様々な規制に阻まれることがないため、その人の素の部分が見られるのが人気の理由でしょう。
ちなみに視聴者はコメント機能もあり、普段コミュニーションを取ることができない芸能人と繋がれるというのも大きな魅力です。また、一般の人でも歌やダンスなど特技があれば自ら配信することもできます。動画は設定すればアーカイブ化された動画を後日再視聴できることも特徴の一つとなっています。
<参考>インスタライブ #インスタライブ
インスタライブもLINE LIVE同様SNSアプリ上から利用できるライブ配信機能です。こちらも写真や動画とは異なり、芸能人やアーティストのリアルな日常や歌、ダンスなどの情報をいますぐ、どこでも配信できるサービスとして人気を集めています。
インスタライブでは国内だけでなく世界中のアーティストのリアルな日常やダンス、歌などのパフォーマンスのリアル配信を楽しむことができ、LINELIVE同様、コメントを通してアーティストと繋がることができます。ただインスタライブの大きな特徴として24時間限定配信等ものがあり、24時間までは見逃し配信も行いますが、それ以降は、自動的に消去されアーカイブ化もされないため、もし見逃してから24時間経ってしまった場合は二度と観ることはできません。しかしながら、今、その時だけしか見ることができないということ自体が逆に希少性を生み出しているのかもしれません。
オンラインによるアイデアの創出方法について
そのほか、オンラインを使ったアイデア創出方法としてオンラインワークショップがあります。ワークショップとは、何か新しいアイデアを出したいといったときや、自分たちに与えられた課題に対してどのようなプロセスを経ればそれをクリアできるかなどの問題解決手段でもあります。なおワークショップを成功させるポイントとしては、まず、経験豊かなファシリテーターに司会・進行を依頼する。オンラインだからこと活用できるホワイトボード機能や画面共有機能などを活用する。少人数で打ち合わせのできるzoomのブレイクアウトルームを活用するなどがあります。
ちなみにオンラインワークショップ実施の流れとしては、大まかにいうと下記のような流れになります。
ワークショップの大枠を作成する
・実施する目的と狙いを明確にする。
・当日のプログラムを作成する。
・ワークショップで提供する情報や資料をまとめる。
・ワークショップの説明や参加者同士の対話時間、休憩時間など一日のスケジュールを設定する。
事前準備
・参加者のオンライン状況を確認し、ZOOMやTeams、MEETなど各自の可能なコミュニケーションツールを統一しておく。また、当日のアジェンダなども事前に共有して、自己紹介や当日必要なものについて準備しておいてもらう。尚、当日は10分前には入室してもらうよう呼びかける。
当日の流れ
・まず最初にファシリテーターより簡単に挨拶をしてもらいます。
・その後当日のワークショップの課題〜目的と狙いの説明とアジェンダ及びルールについて説明します。
・ワークショップがスタートしたら、当日のアジェンダ・プログラムに沿って進めていきます。アイデア出しやプレゼンなどは細かく時間設定をし、各自ブレイクルームなどでディスカッションしてもらった内容を代表者に制限時間にトークしてもらいましょう。
・各グループで上がったアイデアなどはできれば共同編集できるツールなどに書き出してもらい、それを全体で共有化して行きましょう。最終的にはこの中から最も良いと思われる案について皆の意見を聞きながら成果として発表します。もし、成果として挙げられるものがない場合は次回の課題としてまとめます。
・ワークショップにおける成果物は記録としてファイルにアップして参考資料として共有します。
オンラインコミュニケーションの良いところは今まで対面でしかコミュニケーションを取ることのできなかったことが、オンラインツールを使うことで世界中の人とコミュニケーションやビジネスをいつでもどこでも、また共同でも行うことができるということです。
コロナが収束してもこのような便利なコミュニケーションツールは廃れることなく、より発展を遂げていくことでしょう。