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集客LPの明暗を分けるUX/UIの考え方

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コロナでいわゆる認知系の施策の代表と言われるような交通広告や新聞、雑誌、テレビCMなどが落ち込む中、ダメージが少ないのはやはりWEB広告のみのようです。しかしながら、いくらうまくサイトに誘導しても離脱率や滞在率が低ければ広告コストだけがかさんで行き、効率的ではありません。
WEBマーケティングに置いて今、最も重要なのことはサイト誘導後の理解促進から成約に到るまでの導線設計と成約後のフォローです。まずサイトに誘導した後のLP(ランディングページ)には特に神経を使う必要があります。なぜならA/Bテストで誘導したユーザーがLPに訪れた際に当然ながら、広告はいわゆる掴みでしかないのでリードはそれをしっかり補完する内容になっていなければならず、さらに読み手側の持つその期待を上回っていることが重要となります。マーケティングプロセスで言えばAISASの(A)、いわゆるアテンションから、(I)のインタレストに当たるのがバナーの役割となり(S)のサーチでLPにリーチします。例えばせっかく広告を作成し、ターゲティング広告を配信し、LPに誘導したとしてもLPの内容が読み手の期待を下回るようであれば離脱してしまい、コンバージョンには至りません。

仮にCTR0.1%の広告であればimp単価50円の広告であれば100件LPに誘導するのに500,000円の広告費がかかる計算になります。またその後のコンバージョンが1件であればCPAは500,000円となります。
それが同条件でコンバージョンが2件あればCPAは250,000円となり、年間の差額は-3,000,000円にもなり、新卒社員1人の年間人件費にも相当します。それほどLPのクリエイティブは重要ということです。

それではLPを作成する際に重要なポイントをいくつかあげていきます。

 

ポイント

1.バナー広告のメッセージやビジュアルとLPに乖離がないかどうか

バナー広告などの広告スペース上で情報を伝え切ることが当然ながら難しいため、バナー広告のコピーなどはLPに記載されている内容をギュッと圧縮したものとならなければなりません。要はバナーから作って、さあLPはどうしようかという考え方ではなく、LPを作成した上でそのコンセプトやページ全体のテイストなどを凝縮したバナーを数タイプ作成していかなければなりません。

2.目的が明確になっているかどうか

LPを作成するからには当然ながらその目的とKPIを設定しなければなりません。資料ダウンロードを目標とするのか、セミナーへの申し込みを目標にするのか、によっても設計は変わってきます。まずはこの点をしっかり抑えておかなければなりません。

3.ユーザーのベネフィットがしっかり伝わる内容になっているか

これも当然のことですが、ウェブサイトを訪れたユーザーが何を期待しているのか、何が大きなメリットになるのかをしっかり把握した上で表現していかなければなりません

4.お客様の声

いくらサービス提供側がどんなにその製品やサービスの良い点を訴えても第3者の評価にはかないません。実際に購入されたお客様の声などを載せるのは大変効果的です。

UX/UIデザインツール

LP制作には当然ながらデザインツールなどが必要です。いくつか有効なUX/UIツールをご紹介いたします。

Adobe XD

デザイナーであれば知らない人はいないくらい有名なUX/UIツール。Webサイトやモバイルアプリのデザインとプロトタイプの作成が、これ1つで行うことができます。

Figma

Adobe XDに劣らず、利便性の高いブラウザ上で簡単にデザインができるツール。インターフェースのデザインを、ブラウザを開ける環境下であればどこでも作業が可能。チーム体制での作業にも向いています。

Framer

国内ではそこまで知名度は高くないかもしれませんが、機能も豊富で海外では最も人気のあるUIデザインツールの1つとして知られています

UX/UI分析ツール

User Insight

WEB解析においてのヒートマップの仕組みは、マウスの動きを追跡し、そのマウスのログからヒートマップを作り出しています。人間の目とマウスの動きには80%以上の相関関係がある事が実証されており、マウスの動きをヒートマップで表現する事により、ユーザーの思考を可視化することができるのです。
WEB解析において、数字のデータでは発見できない課題もヒートマップなら、最も見られている(あるいはクリックされている)場所は濃く表示され、あまり見られていない場所は薄く表示されるため、WEBページとヒートマップを照らし合わせれば、誰でもユーザー心理を把握する事ができます。

UX/UI改善の成功例

UX設計はサービス・商品によるユーザーの体験をより良いものへと変えるために行うものです。ですのでユーザー目線で再設計することでより魅力のあるサービスを提供することが可能となります。たとえば料理のレシピサイトで有名なクックパッドでは、ユーザー同士が評価するキッチンレポート、スマホでも見やすい画面レイアウトや料理の写真を自動で抜き出し、記録とともに残してくれる料理記録といった機能など常にユーザー側に立って使いやすいUIを作成しているところが素晴らしい事例といえるでしょう。

以上、LP集客後に明暗を分けるUX/UIの考え方についてご説明してきましたが、かつてテレビ、新聞、雑誌などのマスメディアに出稿すれば単純に購買に結びついていた時代とは異なり、消費者がアテンションからコンバージョンまでに行き着くまでには様々なプロセスを経てたどり着くようになっています。いわゆるカスタマージャーニーといわれるプロセスを重視するのはそのためです。このプロセスにおいて、イメージの統一や維持、また導線設計は最も重要な要素と言えます。機会損失を防ぐためにも初期段階から丁寧に設計し、実行後も見直しや改善を図ることで収益率を上げていかなければなりません。社内の各部署の人間との意思統一はもちろん社外の人にもアドバイスをもらうなど、常に第三者目線に立って作り上げていく姿勢が最も大切なのだと思います。
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