集客プロモーション成功のキーとなる広告コピーについて
最近ではAIでもコピーを作れてしまう時代になりましたが、まだまだ、人の感性で作るコピーの力には及ばないところです。
そこで今回は集客に最も影響する広告コピーについてご案内したいと思います。広告コピーとは言ってもコピーにはいくつかの種類があります。広告に携る者にとってここは必須の知識となりますのでまずは覚えておきましょう。
目次
広告コピーの種類
ヘッドコピー
文字通り広告の頭にくるキャッチコピーのことを指します。このコピーで広告の効果が全て決まると言っても過言ではないでしょう。この重要なコピーを生み出すためにコピーライターは100ものコピーを捻り出し、選別すると言われています。
サブキャッチコピー
ヘッドコピーなどのキャッチコピーを捕捉するコピーのことで、ヘッドコピーをより具体的に説明し、理解させる部分のことです
ボディコピー
商品やサービスの本質部分を説明するコピーのことです。キャッチコピーで伝えきれなかった商品やサービスの特長やベネフィットをより具体的に掘り下げていき、見る人の理解促進を図り、引き込んでいきます。
リードコピー
コピーからコピーへとつなぐ役割を持つコピーのことです。
ショルダー
ヘッドコピーを補足するコピーのことです。
コーポレートスローガン
コーポレートステートメントやコーポレートメッセージとも言われ企業の社会的使命を果たすための宣言のようなもので、企業のシンボルマークやロゴタイプとともに記載されるケースが多いコピーです。
コピーの重要性
広告はコピーひとつで広告効果が決まります。なぜかというと人は社会生活を送る上で、生計を維持・向上し、かつ快適な生活を送るため、本能的に様々な方面から情報を収集していますが、その情報収集能力には限界があり、特に情報量の多い新聞や雑誌などは1ページあたりに目を通す時間はわずか数秒だったりすることも多いのです。
また、ウェブマーケティングにおいても広告効果を最大化するためには日々クリエイティブテスト(A/Bテストなど)を行う必要があり、そのためには特に広告コピーをいくつも作成し、PDCAを回していかねばなりません。ですので、ヘッドコピーなどのキャッチコピーで見るものを目をとめさせ、ボディコピーでしっかりとその商品やサービスの魅力を伝えることで読者を引き込み、購入につなげていく構成が重要なのです。
そのため構成がうまくできていないとせっかくのグラフィックデザインなどのクリエイティブにいくらお金をつぎ込んでも全くの無駄になってしまうのです。広告はどちらかというとグラフィックやモデルなどに目が行きがちですが最も重要なのはコピーで、最も時間をかけて作り上げていくべきものなのです。
これからの時代、あらゆるものがデジタル化し、またビッグデータのAIによる活用で広告もデジタル化が進んでいます。しかし、広告コピーは時代やそこに生きる人々を映し出す情緒的なもので感性が必要です。いずれAIが人間のような感性を持つようになるまではまだまだ人間の作り出すコピーが必要とされる時代は続いて行くのだと思っています。
コピーの発想法
いざコピーを作ろうと思ってもどのように作っていけばわからないといった人も多いと思います。単に商品の素晴らしさだけを強調したコピーは嫌われますし、単に奇をてらったコピーは、100本打っても1本も当たらない結果となるだけです。キャッチコピーの作り方にはいくつかありますが、最も有効と言われるのがラダリング法と言われる方法です。
ラダリング法とは、企業が作り出す製品やサービスの特徴がどのようなベネフィットや価値をもたらしているのかを明らかにする定性分析手法のことです。このラダリング法を用いることで簡単にコピーの原型を作り出すことが切るので活用してみてください。
例えば、『自動車保険』を例にとって考えてみましょう。
まず『自動車保険』はなぜ必要なのかを考えます。
→事故が起きた時に損害賠償額を保証してくれるから
それではなぜその保証が必要なのでしょうか
→人身事故など自分では賄えない額の金額を要する可能性があるから
それではその金額を保証してくれることはなぜあなたにとって必要なのでしょうか。
→安心して車を運転することができるから
それでは安心して車を運転する必要があるのはどうしてですか
→家族と快適な週末のドライビングを楽しみたいから
といったように、その人が自動車保険に入ることで得られる真のベネフィットが浮き彫りになってきます。
このようにモノではなくコト、そしてそこから得られるベネフィットこそが本来伝えるべき重要な要素であるのです。また、広告コピーを作る上で最も重要なのが、伝えたい相手がどのような人なのかペルソナを想定し、その人だけに向けたメッセージを作ることです。初心者が陥りやすいのがこの点で、どうしても広告のレスポンスを気にするあまりに八方美人的に不特定多数の方に向けたメッセージなりがちなのですが、メッセージの受信者は自分に向けたメッセージでないと他人事として捉えがちです。
広告コピー自動作成
<参考>コンテンツイズキング
キャッチコピーを自動で制作してくれるサイトです。コピーづくりに行き詰まった時に良いヒントが出るかも?
http://www.copymecha.com/
アウトソーシング
社内でクリエイティブに関する部署や外部の制作会社にコピーライターがいれば問題ありませんが、そうでない場合コピーだけアウトソーシングするという方法もあります。
<参考>クラウドワークス
https://crowdworks.jp/s
<参考>ランサーズ
https://hosting.lancers.jp/lp