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サイト運営における救世主「チャットボット」の効果的な活用方法

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 アメリカのECサイトの利用者の70-80%がすでに利用経験のあると言われるチャットボット。チャットボットとはサービス利用者にとってオペレーターと会話することなく、また時間を気にすることなく、自分の知りたいことを問い合わせできるロボットのことで、利用者にとってだけでなく、事業者側にとっても利用者離れの防止策やオペレーターなどの人件費の削減など大きなメリットがあり、現在日本国内でも導入企業が増えてきています。今回はそのチャットボットについてご紹介したいと思います。

チャットボットの国内導入企業

 まず日本国内においては比較的早く導入を進めた事務用品のネット通販会社アスクルのチャットボットのLOHACOのマナミさんが有名です。アスクルでは過去の事例から消費者からのお問い合わせの40%が受付時間外であることに着目し、チャットボットを活用することで大幅にコストを削減し、ビジネスチャンスも拡大できると判断。現在全てのお問い合わせのおよそ30%をマナミさんが担っているとも言われております。

 その他にも物流業界においてもヤマト運輸ではLINEの公式アカウント内でチャットボットによるお問い合わせを受け付けています。こちらは利用者がLINE公式アカウントを追加するだけで、現在の配達状況の確認や受け取り日時の変更からお問い合わせまですべてチャットで完結できるシステムでを顧客満足度大幅に向上。企業側にとってもコールセンターのオペレーターの負担を大幅に減らすことに成功している事例といえるでしょう。

 また、ネット経路検索アプリで有名なNAVITIMEでもチャットボットが活用されています。NAVITIMEは大変便利な経路検索アプリですが、電車の乗り換えを調べる際にいくつかのステップを踏まないと検索できないのが難点でした。NAVITIMEはその不便さを解決するためにチャットボットを導入し、利用者が「ボット!」と音声入力するだけで、簡単に時刻表や運行情報をすぐに知ることができるようになりました。

 この大変便利なチャットボット。導入企業も続々増えており、供給側であるチャットボット業者も独自のプログラムを開発してサービスを提供しています。まずはよく知られている国内のチャットボット業者をご紹介いたします。

Repl-AI(レプルエーアイ)

 NTTドコモによる対話式チャットボットプラットフォーム「Repl-AI」。最大のメリットは「コードを一行も書かずにマウス操作で対話式チャットボットが作れる」点です。『おはよう』と話しかけたら『おはようございます。ご主人様』と返す」というルールを作成し、それをシナリオとして組立てていくだけで、簡単に対話式ボットが作成できるシステムです。

https://repl-ai.jp/

hachidori(ハチドリ)

 hachidoriはチャットボットを開発から運用までをひとつの管理画面で誰でも簡単に作成できるチャットボットサービスです。こちらもマウスのクリック操作のみでチャットボットを簡単に作れるため、プログラム経験のない方でも簡単に運用することができます。

https://hachidori.io/

・スグレス

 KDDIによるチャットボット。人工知能 (AI) を活用した自動応答により、社内お問い合わせやオンライン接客など、多岐にわたる活用が可能できます。

https://www.albert2005.co.jp/sugures/

AI.BiS(アイビス)

 AI.BiS(アイビス)は、企業サイトに訪問した大口顧客の企業情報・サイト内での行動を可視化し、24時間働くAIチャットボットです。

https://aibis.info/

 以上、今回はチャットボットをいくつかご紹介いたしましたが、すでに国内では2030社ほどのチャットボット開発業者があり、機能もそれぞれに特色があります。チャットボットを実装することにより、UX/UIも向上し、コンバージョンの向上も期待できます。主に大手ECサイト運営事業主において導入が多いチャットボットですが、個人的には、なかでも相談事やお問い合わせの多いケアマネージャーが従事する居宅介護支援事業所や訪問介護事業所などにおいてその効果を発揮できるのではと思っています。お問い合わせ対応などはボットに任せて、そこに割いていた時間を他の業務に配分することができれば毎日の激務から少しは解放されるのではないでしょうか。イニシャルコストやランニングコストも従量課金制度を取っているサービスが多いため個人事業主でも無理なく運用できるものもメリットです。まずは無料トライアル等で自社に最も適したチャットボットを導入してみてはいかがでしょうか。

 

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