求人広告とWEB広告どちらが効果がある?プロの運用の仕方
皆さんは、介護施設の求人について求人広告とWEB広告どちらをご利用されているでしょうか?
どちらもメリット、デメリットはあるのですが、費用や集めってくる人の数や質を総合するとどちらが効率的かということを考えたことがありますか?
今回は、これについて考えてみましょう。
目次
求人広告のマーケティングは重要!
介護施設の人事担当者の方にとって求人広告に関するマーケティングは重要なことです。
特に、求人広告とWEB広告が最近最も主流の求人のマーケティング方法となっています。
この2つには次のようなメリットデメリットがあります。
求人広告のメリット
広い読者の目に入る
求人広告は、どちらかというと受動的な情報と言えます。つまり、求めるほうが積極的に求めるというよりは、自然と入ってくる情報と言えます。
例えば、新聞広告や新聞広告の折り込みチラシなどが最も良い例です。たまたま新聞を読んでいたら目に飛び込んできたり、新聞の広告にたまたま入っていた折り込みチラシを何となく見るというような情報減です。そのため、多くの方が目にするという点では、大変有効な求人情報の発信ツールとなります。
折り込み広告なら地域が選べる
新聞の折り込み広告の場合、地域が選べるのも良いところです。地元の新聞配達店へ直接持ち込めば、部数などもこちらの希望で印刷できるので、地元の人を求人したいなら、この方法は大変有効です。
特に、施設の近くの新配達店へ持ち込めば込めば、通勤時間も短く、交通費もかからない、施設の人事にとっても、求職者にとっても双方にメリットが多いです。ただし、新聞の折り込み広告でも、広告会社などが発行する集合的な折り込み広告の場合、細かい地域までは選択できません。
これはその施設が発行するものに限ってということになります。入居者募集などの宣伝のワンスペースに求人広告も盛り込むというのが一般的な方法です。これなら求人のために敢えて広告を出すこともないので、費用も抑えることができますし、同時に入居者を募集することもできます。
求人広告のデメリット
若い人には目に入りにくい
求人広告のデメリットとしては、若い人の求人を求める場合、必ずしも求職者の人が目にしない可能性が高いです。スーパーなどに置かれている求人誌以外は、比較的最近は紙媒体を見ない人が多いです。
費用が高い
そして求人誌や新聞広告はわりと高額です。紙面の枠やサイズによっても変わってきますが、全国紙の地方版などでもかなり値がはるので、費用対効果で考えるとあまり効率的とはいえません。
WEB広告のメリット
若い人が目にする確率が高い
WEB広告は、若い人の求人を求めるなら最も効果的な手段です。施設の職員の場合、やはり若い方のほうが体力もあるし、今後の勤続年数も長い可能性が高いので、できれば少しでも若い方に応募してもらったほうが有難いはずです。
そのため、ターゲットとする求職者を絞り込むなら、やはり求人広告よりWEB広告のほうが良い人材が集まりそうです。
有能な人が集まりやすい
WEB広告のメリットとしては、積極的に求人活動をしている人があつまりやすいことです。
WEB広告は自動でオンラインに掲示されるものもありますが、ほとんどは求人サイトなどに掲載してもらうことになると思います。このような求人サイトに登録している方は、積極的に就職活動をしている人が多く、なんとなく見つけたという方は少ないです。
そのため資格保持者や前職で経験のある人など、採用が濃厚な人材が集まりやすいです。
費用が抑えられる
最近はWEB広告の費用が大変安くなっています。そのため、比較的低予算で求人サイトなどへの掲載が可能です。
WEBサイトからの応募ですので、煩わしい手続きなども要らず、簡単に登録でき、選考もシステム上で行うことができますので、いちいち履歴書を送ってもらうということもなくなります。WEB上で履歴書をアップしてもらい、それによって選考を進めます。合否もWEBで行えるので、電話は書面で行うこともありません。こういった選考にまつわる手続きや作業は、人事の方にとっては割と手を煩わされることのはずです。
長期で求人できる
WEB求人の場合、新聞広告や求人広告のように一時的に発信されるものではなく、一度掲載されたらその後ずっと掲載終了まで広告されていますので、長い間求人を出しておくことができます。
つまりそのポジションが埋まるまでずっと求人をしておけばよいので、いつかは該当者があらわれるということになります。一度っきりの広告ですと、その時に良い求人が集まらなければ、結局無駄だったということもありえます。
WEB広告のデメリット
多数の求人がある
WEB広告は、五月雨式に多数の求人応募があるので、なかなか決め手にかけて選考が進まないという声も聞きます。何日まで一斉に求人して、その後選考するという方法ではなく、応募者があった時点でその人に合否を告げていくような流れになるので、多数の中から良い人を選ぶというよりは、いい人がいるまで求人をし続けるようなやり方になります。
ですので、応募者のなかから該当者を一人選びたいという施設にとっては、WEB求人は向いていません。
時間がかかることがある
新聞や折り込みチラシのようなスポット的な広告力はないので、じわじわと求人が集まってきます。そのため、もしかすると時間がかかるということはあり得ます。1日でそうたくさんの人が見るわけではないので、何十人も一度に集まってくるということはあまりありません。
なかにはいい加減な応募者もいる
WEB求人の求職者にとってもメリットは、とても簡単に応募できるということです。氏名、住所、連絡先など簡単な情報をインプットすればいいので、それほど手間がかからず応募できてしまいます。つまり、すごく熱心な人も多いのですが、逆にいい加減な応募者もおおいという特徴があります。
そのような意味では、新聞や折り込み広告なら、履歴書を郵送してくださいというようなことが多いので、ある程度手間がかかるのがメリットでもあり、デメリットでもあるということになりますね。